企業研究のレポートの書き方
志望優先度が高い企業であれば、企業研究ノートに書き足してきた情報を一度レポートとしてまとめておくと、エントリー以降で役に立つことがあります。
企業研究レポートの書き方について見ていきましょう。
企業研究ノートをまとめたレポートを作成しよう
企業研究ノートは各社に関する新たな情報を得るたびに書き足していくため、情報量が増えるにしたがって見づらくなってしまう場合もあるかもしれません。
また、リサーチする中で集めてきた情報のうち、志望動機を考える上で重要となる項目がいくつか出てくることもあるでしょう。
こうした情報をレポートとしてまとめ直すことによって、情報を整理したり優先順位を付けたりする効果が期待できます。
注意しておきたいのは、レポート作成の前段階として、企業の基本情報などは調べ終えている必要がある点です。
レポートを書くために情報をゼロから調べる、といったことをしていると、かなりの時間を要してしまいます。
まずは企業研究ノートの作成を進め、情報を少しずつ書き足していき、その中で特にまとめておいたほうがいいと思われる企業について、企業研究レポートを作成するようにしましょう。
企業研究のレポートは簡潔に、要点を絞って書こう
企業研究レポートは大学の授業で作成するレポートとは違い、企業研究で得た情報を整理することを目的としています。あくまで自分のための確認用として作成するものです。
よって、企業研究レポートの作成に多くの時間を費やしているようでは本末転倒です。できるだけ簡潔に、要点を絞って書くことが重要になります。
企業研究ノートの要点をまとめることが目的であれば、レポートは必ずしも文章で書く必要はありません。
箇条書きでポイントをまとめておいてもいいでしょう。
企業研究ノートも同様ですが、企業研究レポートについても作成する目的は「後から見返す」ことにあります。
後から読み返したとき、要点や重要な箇所がひと目で分かるよう、ポイントとなる部分にはマーカーを引いておくようにしましょう。
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レポートの構成は〈概要〉〈本論〉〈結論(まとめ)〉
レポートの構成は、オーソドックスな〈概要〉〈本論〉〈結論)の形式で問題ありません。
概要には、その企業が取り組んでいる事業や企業としての特徴について、要点を絞って簡潔にまとめておきます。
どのような企業であるのか、企業研究の成果を短時間で確認できるようにするためのセクションです。
本論は、企業研究ノートでまとめてきた項目に、必要に応じて補足説明を加える形で書いていきます。
企業研究ノートに書かれている内容を全て書く必要はなく、特徴的な項目や重要と思われる情報に絞ってまとめましょう。
結論(まとめ)は、企業研究を経てその企業を志望するに至った理由にあたります。
この部分は志望動機に直結しますので、これまでの企業研究で得た情報を総動員して、志望理由を1〜3個程度挙げておくようにします。
企業研究のレポートを志望動機に生かそう
企業研究のレポートのうち、とくに「結論(まとめ)」に書いたことは、エントリーシートや履歴書の志望動機欄に反映させたり、面接で志望動機を話す際の台本として利用していきます。
ここでポイントとなるのは、企業研究レポートの元になっているのが企業研究ノートだということです。
その企業のことを調べ始めてから、志望するに至るまでの記録が企業研究ノートに残っていますので、自然と首尾一貫した志望理由になるのです。
志望理由はエントリーや選考において必ず聞かれることですので、応募者の誰しもが考えてきます。
しかし、取って付けたような志望理由を書いたり話したりしても、採用担当者に響くものにはなりません。
きちんとした根拠のある、本心からの志望動機にするためにも、企業研究ノートをベースとした企業レポートを作成し、レポートを志望動機に生かすという手順を踏むことをおすすめします。
この記事のまとめ
志望優先度の高い企業についてレポートを書いてみると、競合他社と差別化しているポイントや、その企業独自の特徴に改めて気づくことがあるはずです。
もともとは企業ホームページや企業説明会から得た情報であっても、自分の中で情報を整理しアウトプットすることで、自分の言葉で志望動機を考えやすくなるものです。
企業研究レポートの作成は大変だと感じるかもしれませんが、効果が得られる可能性も高いものですので、ぜひ取り組んでみてください。
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