企業研究はいつから、どれくらい時間をかけるべき?
企業研究にかけられる時間は、実はかなり限られています。企業研究をいつから、どのぐらいの時間をかけて行えばいいのか考えていきましょう。
企業研究は業界研究の「仕上げ」
企業研究の前段階として業界研究をするケースは少なくないでしょう。
まずは世の中にどのような仕事があり、自分が興味を持っているのはどの仕事なのか、横断的に見ておくためです。
そして、興味のある業界について、具体的な企業単位のリサーチに入っていきます。これが企業研究にあたります。
企業研究は業界研究の「仕上げ」という位置づけにあるのです。
企業研究に要する時間や開始時期を考える場合は、業界研究と企業研究をセットで考えておく必要があるでしょう。
企業研究は、ほとんどの場合1社のみに絞るということはなく、複数の企業を並行して調べていくことになります。
企業研究全体にかけられる時間だけでなく、1社あたりにかけられる時間として考えると、かなり限られた時間内でリサーチしていくことになります。
企業研究の大詰めは1〜2月
多くの企業が3月下旬から4月下旬にかけてエントリーシートの提出期限を設定します。
よって、ここを1つの目標として企業研究を進めていくのが現実的でしょう。
1月から2月にかけての時期で集中的に企業研究をしておくと、エントリーシートの作成へと移行しやすく、時間的にも余裕をもって取り組めるはずです。
企業研究そのものはもっと前から始めることも可能ですが、実際にはあまり早すぎると就職活動への実感が湧きにくく、何をどう調べていいのか分からないと思っているうちに時間が過ぎてしまった、といったことになりやすい傾向があります。
また、企業研究にあまり時間をかけると、時間が経てば経つほど前に調べた情報を忘れやすく、志望動機を考える段階になって再度調べ直さなくてはならない、といったことになりやすいのです。
20代で正社員への就職・転職
業界研究・企業研究には最低でも半月は必要
業界研究を始める段階で、志望する業界や企業が明確に決まっている人は、むしろ少数派でしょう。
多くの人は、世の中にどのような職業があるのか、自分が何に向いているのか、はっきりとわからない状態からスタートするのです。
企業研究を終える時期のイメージとしては、これからエントリーシートを作成していく下準備がおおよそ整っている、といった状態を考えておけばいいでしょう。
企業研究を通じて、実際にエントリーする企業を絞り込む段階まで到達しなくてはなりませんので、業界研究や企業研究には最低でも半月は確保し、じっくりと取り組むようにするべきです。
なお、企業研究を進めていく中で志望順位が変化することは十分に考えられます。
つまり、「最初はA社志望だったが、調べていくうちにB社に興味を持つようになった」といったことがあり得るのです。
そのような軌道修正の可能性も織り込んで、やはり最低でも半月を目安に予定を立てておくようにしたほうがいいでしょう。
企業研究にゴールはないって本当?
企業研究には明確なゴールはありません。
企業研究ノートを作る場合、調べるべき項目が全て埋まれば企業研究は完了と考える人がいますが、本来の目的は志望動機を固めることですので、目的を間違えないようにしましょう。
ただし、企業研究にゴールがないからといって、いつまでも企業研究の段階で立ち止まってばかりもいられません。
企業研究がどの程度進んでいるかを自分で判断する目安として、「企業の主な特徴を複数挙げられるか」「志望動機を自分の言葉で伝えられるか」といったことを考えてみるといいでしょう。
スムーズに言えるようなら、企業研究は一定レベルまで進んでいると考えられます。反対に、企業ホームページを確認しないと分からないことが多いようであれば、まだリサーチ不足と考えられます。
このような目安を意識しながら企業研究を進めていくと、自分の中でのゴールが意識しやすくなるはずです。
この記事のまとめ
企業研究を始めるのは、ある程度エネルギーが必要です。漠然と「いつかやらなくてはいけない」と思っていると、なかなか始められないかもしれません。
ずるずると先送りになってしまうのを防ぐには、まず就職活動全体のスケジュールを考え、企業研究を「いつまでに」終えなくてはならないかを考えて計画を立てていくといいでしょう。
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