自己PRでの「責任感」の考え方、例文
一方で、就活の自己PRで責任感を強調する学生はとても多く、ただ「責任感が強い」というだけでは印象が薄くなりがちです。
自己PRで責任感をアピールするには、どのような伝え方をしたらいいのでしょうか。
責任感というストレートな表現は避けたほうが無難
大勢いる就活生のうち、自己PRで責任感をアピールしたいと考える人は非常にたくさんいます。
企業の採用担当者にとって、「責任感が強い」「責任感がある」という自己PRは、正直なところ「またこのパターンか」と受け取りがちなのです。
もし責任感をアピールしたいと考えているのであれば、あえて「責任感」という表現を言い換えてみましょう。
たとえば、「最後までやり抜く強い気持ち」「決してあきらめない」といった表現へと言い換えるのです。
責任感という言葉は実はとても曖昧で、何に対してどのように責任を感じているのか伝わりづらいことがあります。
より具体的な表現に言い換えることで、自己PRで伝えたい内容が明確になるのです。
自己PRで責任感をアピールするときの注意点とは?
責任感をアピールしようとしている自己PR文の中には、「努力」や「真剣さ」を責任感と取り違えているケースが見られます。
たとえば、「やるべき仕事をしっかりやった」というのは、社会人の感覚からすると当たり前のことであって、責任感が強いことのアピールにはならないのです。
ビジネスパーソンにとっての責任感とは、結果に対して責任を持つことを指しています。
計画を立てた以上は達成に向けた具体的な行動を取ることや、困難な状況に直面し続けても粘り強く解決の糸口を探していくことを責任感と呼んでいます。
自分の中では努力し達成したことでも、社会人にとって「責任感が強い」と呼べるレベルに達しているかどうか、よく検証しておくことが大切です。
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責任感をアピールするための自己PRの例文
自分が決めた目標を必ず達成するという強い思いがあることが、私の強みです。
私は学生時代、家庭教師のアルバイトをしてきました。
担当した生徒の1人は、高校入試まで残り半年の時期になってもやる気が起きず、志望校合格はあきらめるよう中学校の先生から言われていました。
しかし、私は「この生徒を必ず合格させる」という目標を掲げ、指導日ではない日も問題集を書店に見に行ったり、入試までの勉強スケジュールを何度も練り直したりして、自分が受験するのと同じぐらいのプレッシャーを感じていました。
今年の春、その生徒は志望校に合格し、私は生徒と一緒に喜びの涙を流しました。
入社後も、達成すべきゴールに必ず到達するという強い思いを持って仕事に取り組んでまいります。
この記事のまとめ
責任感の強さは、自己PRにおいて多くの就活生が思い浮かべる材料の1つでしょう。
だからこそ、安易に責任感のアピールに逃げず、目的や目標に向かって粘り強く取り組んだエピソードを挙げることが大切なのです。
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