自己PRでの「思いやり」の考え方、例文

就活の自己PRでは、リーダーシップや積極性といったアクティブな長所を述べる人が多い傾向があります。

ただ、中には思いやりのある人物であることを知ってもらいたい、といったことを考える人もいるはずです。

自己PRで思いやりをアピールするには、どのような伝え方をしたらいいのでしょうか。





思いやりがあることを自己PRで伝えるのはあり?

思いやりがある、というのは自己PRでアピールすべき長所なのか、悩んでしまう人もいるかもしれません。

しかし、思いやりがあるとはどういうことなのか、を考えていくと、自己PRで十分にアピールできる長所と分かるはずです。

思いやりがある人は、相手の立場になって物事を考えることができる人です。

相手の立場になって考えるには、想像力を働かせる余裕をもって過ごしていなくてはならないはずです。

つまり、思いやりがあるということは、自分のことで精一杯にならない能力の高さの表れでもあるのです。

こういった落ち着いた人物を高く評価する企業は少なくないため、自己PRで思いやりをアピールするのは「あり」と考えていいでしょう。

思いやりを自己PRで取り上げる場合の注意点とは?

思いやりを自己PRの長所として挙げる場合、いくつか伝え方で注意しておくべきことがあります。

思いやりがあるというのは「お節介」とは違います。

自分では良かれと思ってやっていることでも、本当に相手にとって必要なことなのかよく考えていないようでは、想像力が欠けていると判断されかねません。

社会人として、周囲への配慮や気配りをして働くのは常識的なことです。

思いやりをアピールしているつもりでも、採用担当者から見ると「常識の範囲」「当たり前のこと」と受け取られないよう、エピソードを工夫する必要があります。

また、思いやりがあることと自己主張が弱いこととは表裏一体の場合もあるため、「気弱な性格なだけなのでは」と受け取られないよう、明るい話し方を心がけることも大切です。

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思いやりがあることをアピールする自己PRの例文

私の長所は、相手の立場に立って物事を考えようと心がけていることです。

大学2年からカフェでアルバイトをしているのですが、通勤時間帯は急いでいるお客様も多く、素早くオーダーを取って商品を提供することが求められます。

コーヒーにミルクと砂糖を付けるかどうかを注文時に訊ねることになっているものの、毎日のように来店される方の場合はできるだけ顔を覚え、「この方はミルクだけ」「この方は何も付けない」といったことを聞かなくても分かるようにしています。

お客様からとても好評で、「覚えていてくれたなんてすごい」と言っていただけることもあります。

社会人になってからも、相手の立場になって考えることを心がけ、仕事が円滑に進む工夫を加えていきたいと考えています。

この記事のまとめ

思いやりというテーマは、自己PRとしてパンチが弱いような気がするかもしれません。

しかし、余裕をもって物事を判断できる人材を求めている企業は必ずあるはずです。

思いやりを効果的にアピールして、内定獲得へと着実に近づいていきましょう。

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