自己PRでの「忍耐力」の考え方、例文

大変なことがあっても粘り強く取り組んでやり遂げた経験がある人は、自己PRで忍耐力をアピールしたいと考えるかもしれません。

忍耐力は企業の採用担当者から評価される長所であると同時に、アピールの仕方を誤るとマイナスイメージにつながりやすい言葉でもあります。

自己PRで忍耐力を効果的にアピールする方法について確認していきましょう。





企業が忍耐力のある学生を評価する理由とは?

企業で働くようになると、仕事で大変な場面や困難な状況に直面することが必ずあります。

そういった状況に置かれたとき、自分の仕事を投げ出したり、嫌になって辞めたりせず、問題を解決していけるかどうかは大きな分かれ目となります。

また、組織で働く以上、社内外にはさまざまなタイプの人がいますので、対人関係でストレスを抱えることは少なからずあるでしょう。

ストレスをうまく発散させたり、前向きな考えへと転換させたりする力のことを、ストレス耐性と言います。

ストレス耐性のある人は、仕事と自分自身の距離感を客観的に把握し、うまくやり過ごしたり解決策を考えたりといった考え方ができる人です。

こういったタイプの人は簡単に退職しない傾向があるため、採用担当者は高く評価することが多いのです。

自己PRで忍耐力をアピールする際の注意点とは?

忍耐力とは、我慢強さのことです。

我慢強いというのは良いことのようにも思えますが、場合によっては受け身で消極的な印象を与える可能性があります。

自分を主張できず人の意見に流されてしまったり、ただ耐えるばかりで解決策を能動的に探そうとしていないと見られたりすると、かえってマイナスイメージにつながる恐れがあります。

忍耐力をアピールするのであれば、具体的にどのような努力をしてその状況を脱したのか、自ら考えて行動したプロセスを伝えることが大切です。

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自己PRで忍耐力をアピールするための例文

私の長所は最後まであきらめずにやり抜くところです。

大学に入って以来、老人ホームでボランティアをしています。

施設を訪問し始めた頃、話しかけても返事をしてくれない方がいらっしゃいました。

しかし、車椅子を押して施設の庭を散歩するのを嫌がっているわけではないようでしたので、訪問するたびに二人で散歩をし、ご本人から話してくれるのを待ちました。

半年後、散歩が終わったときに「ありがとう」と言ってくれたのを聞き、とても嬉しかったのを覚えています。

必ず解決する方法があると信じ、粘り強く取り組み続ける私の長所は、入社してからの仕事で困難な場面に遭遇したときにも生かせると考えております。

この記事のまとめ

忍耐力は社会人として求められる必須のスキルですが、ただ我慢強いだけでは受け身と捉えられてしまう可能性もあります。

どのような解決策を考え、具体的にどのような行動を取ったのかを明確に伝えることが重要です。

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