自己PRが書けないときはどうすればいい?

転職活動で避けて通ることのできない自己分析ですが、「どうしても書けない」場合はどうしたらいいのでしょうか。

自己PRが書けないときに確認しておくべきポイントについて見ていきましょう。





自己PRの基本は「自己分析」から

自己PRでよく言われる「自分の強み」「長所」が浮かばない人は多くの場合、自己分析が十分にできていません。

自己分析を念入りに行うことによって、自分が得意なことや好きなこと、これまで打ち込んできたことを振り返り、強みや長所をあぶり出してみましょう。

自己分析と言っても、大げさに考える必要はありません。

休日の過ごし方、友人にどんなタイプの人がいるか、好きなことや尊敬する人物など、自分に関することを連想しながら、自己分析を進めてみましょう。

自己分析を行ったプロセスは、できるだけメモなどに残しておくとよいでしょう。

自己PRに落とし込むとき、自分の強みや長所を端的に表す言葉を考える必要があります。

「これ」という言葉がすぐに見つかればいいのですが、なかなか決まらないときは自己分析のプロセスを見返し、ヒントを探すことも有効な解決策になる場合があるからです。

5W1Hに当てはめて構成を考えよう

自分の強みや長所が見つかったら、次にそれを5W1Hに当てはめて分析し、自己PRの骨子を作っていきます。

Whatは「どのような強みか」ですので、端的に表すとどんな強みなのかを考えます。

Whoは「誰との間で発揮できる強みか」です。

Whereは「どのような場面で発揮できる強みか」です。

Whenは「どのタイミングで発揮できる強みか」です。

Whyは「なぜその強みを持つに至ったか」で、強みについて説明する際のエピソードとも関わってきます。

Howは「どのようにして強みを生かしていくか」で、これは志望動機と密接に関わる部分です。

はじめから一度に自己PRを書き上げるのは大変ですが、このように要素に分けて骨子を作っておき、つなぎ合わせて文章化していけばいいのです。

ここでも自己分析と同様、5W1Hをノートなどにメモしていき、プロセスを残しておくことをお薦めします。

5W1Hを全て漏れなく自己PRに落とし込むのではなく、どこが最も強調しやすそうなのか、伝わりやすいポイントを見つけることも大切です。

プロセスをメモとして残しておくことで、見返したときに強調ポイントを決めやすくなることがあるのです。

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エピソードと「ゴール」を結びつけよう

最も重要な点として、強みや長所を象徴するエピソードを用意しておきましょう。

ドラマチックな出来事でなくてもいいので、あなたの強みや長所を伝えやすい経験がないか振り返ってみます。

そして、そのエピソードを必ず「ゴール」と結びつけることがポイントです。

ゴールとは、強み・長所や志望動機といった、面接で伝えるべき要点の部分です。

何を伝えるためのエピソードなのかを明確にしておくと、読んだ相手にも伝わりやすい自己PRになります。

反対に、良くない自己PRは強み・長所とエピオソードがちぐはぐで、何が言いたいのか分からなくなっていることがあります。

たとえば、アルバイトの仕事内容を詳しく紹介した上で「このように私はひとつのことに集中して取り組むのが得意です」と述べたとしても、アルバイトの仕事のどの部分から集中力を読み取れるのかが分かりません。

自分では伝わると思っていても、初めて自己PRを目にした採用担当者にはうまく伝わらないことも考えられます。

可能であれば、自己PRを自分以外の第三者に読んでもらい、客観的に見て伝わるかどうかを確認してもらったほうがいいでしょう。

あなたのことをよく知っている人にさえうまく伝わらないようであれば、あなたのことを全く知らない採用担当者にはほぼ間違いなく伝わらないと考えられるからです。

文章を書くこと自体が苦手な人はどうしたらいい?

自己PRに多い文字数のパターンは200字・300字・400字・800字と言われています。

短い場合で原稿用紙半分、長い場合で2枚程度の長さということになります。

もともと文章を書くこと自体が苦手で、作文が嫌いだった人にとって、決して短い文章量ではないでしょう。

自己PRは「上手な文章」を書く必要はありません。

それよりも、「てにをは」が正しく使えているか、誤字脱字はないか、言葉の使い方として誤っていないか、といったことを注意しておくべきでしょう。

どうしても文章を書くことが苦手という人は、あえて自己PRの例文を多めに読んでみましょう。

書き方のパターンや使いやすい言い回しなどを自分のものにし、組み合わせて使っていけばいいのです。

文章を書くのは苦手だから自己PRなど書けない、とあきらめてしまわず、参考にする例文の量をこなすことで苦手をカバーしていけばいいのです。

この記事のまとめ

自己PRに行き詰まったからと言って、就活ノウハウで紹介されている自己PRを丸写ししてはいけません。

自己PRは自分の言葉で書かれているからこそ、読む相手にしっかりと伝わるものだからです。

自己分析は十分か、5W1Hを意識しているか、エピソードとゴールを結びつけているか、という3つのポイントをチェックして、自己PRにもう一度チャレンジしてみましょう。

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