自己PRでの「コミュニケーション」の考え方、例文

社会に出て働くようになると、社内外問わず多くの人と関わり合っていくことになります。

そこで必要になるのがコミュニケーション能力です。

コミュニケーション能力をアピールするには、どのような自己PRにしたらいいのでしょうか。





自己PRでコミュニケーション能力をアピールするのはNG?

実は、自己PRでコミュニケーション能力をアピールするのはリスクがあると言われることがあります。

なぜなら、就活生が考えるコミュニケーション能力が、社会人として求められるコミュニケーション能力と乖離していることが少なくないからなのです。

たとえば「話が盛り上がる」「誰とでも気軽に話せる」というのは、たしかにコミュニケーションが得意な人の特徴ですが、ビジネスの世界でコミュニケーション能力が高いとは言えません。

聞く・伝える・理解する力によって人との信頼関係を築き、良い結果へとつなげられることが、ビジネスにおけるコミュニケーション能力なのです。

自己PRでコミュニケーション能力をアピールする際の注意点とは?

自己PRでコミュニケーション能力をアピールしようとする就活生は非常に多いと思われます。

そのため、「私の強みはコミュニケーション能力が高いことです」と書いても埋もれてしまう可能性が高いと考えられるのです。

もしコミュニケーション能力をアピールしたいのであれば、あえて「コミュニケーション」という言葉を使わずに伝える工夫をしてみましょう。

傾聴する力、的確に伝える力、相手の真意を理解することができる、といった表現に変えることによって、どのようなコミュニケーション能力があるのか、より具体的に伝わりやすくなるのです。

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コミュニケーション能力を伝える自己PRの例文

私の強みは、人の言葉に耳を傾け、しっかりと聞くことができる点です。

大学ではテニス部に所属しており、初心者で入部してくる後輩の指導にあたることも多いのですが、壁にぶつかっている後輩に対しては特に話をきちんと聞くことを大切にしてきました。

入学前からのテニス経験者や上級者が多数在籍しているため、初心者に対して「とにかく練習するしかない」といったアドバイスをしがちだったのですが、後輩の話を聞いているうちにそのことに不満を抱いている人が少なくないことが分かってきたのです。

部長にそのことを伝え、じっくり話し合った結果、練習メニューを具体的に示すことが決まりました。

現在、テニス部は春の入部希望者が多い部活の1つになっていますが、初心者の言葉にもしっかりと耳を傾けるようになったことで、先輩の面倒見が良いという評判も聞こえてくるようになりました。

入社後も、お客様や取引先の方々の言葉にしっかりと耳を傾け、真意をつかむことに生かしていきたいと考えております。

この記事のまとめ

コミュニケーション能力という言葉は指している範囲が広いため、単にコミュニケーション能力が高いと言われても漠然としたイメージになってしまいます。

具体的にどのような場面でコミュニケーション能力を発揮できるのか、エピソードを交えて明確に伝えることが大切です。

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