業界研究はいつから、どれくらい時間をかけるべき?
業界研究を行うタイミングは、その後の就職活動のスケジュールを左右しますので、しっかりと時期を見定めて実行する必要があります。
就職活動全体のスケジュールを立てよう
業界研究を意識している人は、おそらく就職活動についてそろそろ何か始めなければ、と思い始めているところでしょう。
まずは就職活動全体を通じてのスケジュールを立て、どの時期に何をすべきか大まかな流れを確認しておきましょう。
目安となるのが3月下旬から4月下旬にかけてです。この時期にエントリーシートの提出締切を設定している企業が非常に多いからです。
つまり、3月までには業界研究や自己分析を終えておく必要があるため、ここを基準に逆算したスケジュールを立てていくのが現実的なのです。
就職活動に関する倫理憲章では面接開始時期を6月としていますが、全ての企業が6月から面接をスタートするわけではなく、実質的な面接選考をこれよりも前に実施しているケースが見られます。
こうしたことから考えると、エントリーシートの受付開始から締切、さらには面接選考へと進む時期は非常に慌ただしく、志望する企業をじっくりと選んでいる時間的余裕はないと思っておいたほうがいいでしょう。
インターンシップと並行して業界研究を進める
就職活動のスケジュールが非常に慌ただしいことが分かると、多くの人が「できるだけ早く動いておいたほうがいい」と考えるでしょう。
業界研究についてもできるだけ早くから始めておくのが理想ですが、あまり早すぎると就職活動への実感がわきにくいこともあるでしょう。
そこで、夏休みや冬休みといった長期休暇を利用してインターンシップに参加しておくことをおすすめします。
インターンシップへの参加を通じて、就職活動をひかえている同世代の学生と交流できたり、実務に近い経験ができたりといった機会を通じて、就職活動への実感が高まってくるはずです。
このとき、インターンシップに参加している企業が属する業界や近隣業界について、少しずつリサーチを始めておくのです。
この段階では、まだ本格的に業界研究をする必要はなく、あくまで「少しずつ始めておけばよい」といった程度です。
移動時間や空き時間にスマートフォンを使って「業界研究」などのキーワードで検索してみましょう。
この段階で業界研究を意識しているかどうかは、後にエントリーシート提出をスムーズにこなせるかどうかの差となって表れてくるかもしれないのです。
20代で正社員への就職・転職
業界研究の大詰めは1〜2月
業界研究を本格的に進め、志望する業界をある程度まで絞り込み、エントリーする予定の企業をピックアップするところまでを、1月〜2月の間に集中的に行うといいでしょう。
インターンシップに参加した人の多くが参加した企業や業界へのエントリーを検討するので、ある程度志望理由が挙がっている状態で、確認の意味を込めて業界研究を行うケースもあるはずです。
ただし、1月〜2月は大学の試験が行われる時期のため、試験勉強やレポートの準備に追われて業界研究が進まない、といったことにならないよう注意が必要です。
業界研究をひととおり終えるということは、どの企業を受けるのかおおよそ決めておくということなので、最短でも半月程度は時間がかかります。
3月からいよいよ始まるエントリーに向けて志望動機を固めておくことが業界研究の大きな目的の1つですので、ここを1つのゴールとして業界研究を行うようにしましょう。
この記事のまとめ
業界研究を行う目的としては、その後にひかえているエントリーや面接を見すえた準備の意味が大きいといえます。
とても大変な作業のように思えるかもしれませんが、実際に始めてみるとこれまで知らなかった仕事のことが分かってきて、案外楽しめるかもしれません。
業界研究を行っておくべき時期だけはしっかりと押さえた上で、ぜひ楽しんで業界研究をしてみてください。
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