業界研究セミナー、イベントとは
セミナーやイベントといっても、主催者や目的によっていくつか種類がありますので、それぞれの特徴を押さえた上で自分の目的に合ったものに参加することが大切です。
業界研究セミナーや合同企業イベントの種類、特徴、参加するメリットについてまとめました。
業界研究セミナーの種類と特徴
業界研究のためのセミナーには、大きく分けて次の3種類があります。
大学主催の学内セミナー
大学のキャリアセンターなどが中心となって主催するセミナーです。対象はもちろんその大学に通う学生です。
実際に就職実績のある企業からOBやOGを招き、講演をしてもらったり、業界について説明してもらったりするセミナーです。
大学内で行われるため気軽に参加しやすく、友達同士で聴きに行くといったことがしやすいメリットがあります。
また、OB・OGから説明を受けるのであれば、学生との距離が近いため質問がしやすいといった点もメリットといえるでしょう。
自治体主催のセミナー
自治体や地域の労働局が実施する就活セミナーです。地元の有力企業が参加し、若手社員や人事担当者が各企業のブースで説明してくれる形式がよく見られます。
Uターン就職を希望する学生向けの内容であることも多く、Uターン就職したい人にとってはメリットが大きいといえます。
その地域で業績を伸ばしている企業や長年安定経営を続けている企業から直接話を聞くことができるので、ネット検索では得られない生の情報に触れることができます。
企業主催のセミナー
大手企業が独自にセミナーを行うこともありますが、関連会社を含めていくつかの業界が合同で開催することもあります。
主催企業や参加企業について詳しく知ることができるため、すでに希望する業界や企業がある程度定まっている人が参加する傾向があります。
志望する業界がまだ定まっておらず、幅広くいろいろな業界の話を聞いてみたい人は、大学や自治体主催のセミナーに参加してみましょう。
合同企業イベントに参加するメリットとは
企業研究セミナー以外にも、企業研究に役立つイベントがあります。その1つが、合同企業イベントです。
合同企業イベントの多くは大規模な会場で開催され、30社から100社ほどの企業が参加します。
就活サイトを運営する企業などが主催することが多いのですが、自治体や労働局が主催していることもあります。
業界研究セミナーが比較的少人数で行われることもあるのに対して、人気企業や有名企業が多数参加するイベントでは多くの学生が来場し、ブースに入りきれなくなるといったこともめずらしくありません。
こうした合同企業イベントに参加する最大のメリットは、一度に多くの企業の話を聞くことができる点にあります。
参加企業側もできるだけ多くの学生に自社について知ってもらうことを目的としていますので、採用選考とは切り離して説明と質問への回答に徹してくれます。
ひとつの会場内でさまざまな企業の話を聞くことで、結果的に業界ごとの雰囲気をつかみやすくなるのです。
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業界研究セミナー・イベントに参加するときの注意点
業界研究セミナーや合同企業イベントは、採用選考の結果には直接関係ないとされています。
そのため、普段着での参加もOKといった説明が添えられていることもあります。
ただ、セミナーやイベントで説明を受ける相手は企業の採用担当者のこともあるので、一般的にはあまりラフな服装で行くのは好ましくないといわれています。
社会人への一歩を踏み出す意識を持つ意味でも、やはり当日はスーツを着用したほうがいいでしょう。
また、採用選考ではないとはいえ、企業の担当者やOB・OGと話す際には言葉づかいに十分気をつけましょう。
説明を受けるときには相手の話に集中し、他社の案内を見たりスマホを触ったりすることがないよう、誠実な態度でのぞむことが大切です。
この記事のまとめ
業界研究セミナーや合同企業イベントへの参加を検討し始めた人は、すでに就職活動の第一歩を踏み出しています。
せっかく足を運んで参加するのですから、できるだけ多くのブースを回ったり、自分から質問をしたりといったように、積極的に活用してみましょう。
参加した後は聞いてきた話を業界研究ノートにまとめておくなど、忘れないうちに記録をとっておくと、後々の就職活動で役立つはずです。
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