グループディスカッションの対策、練習はどうすればいい?
たしかに場数を踏むことは重要ですが、他に対策する方法はないのでしょうか。GDの対策と練習方法について見ていきましょう。
まずは過去のグループディスカッションの事例を知ることから始めよう
勝つためにはまずは敵を知ることから、と言われるように、GDの対策を練るにはまず過去の事例を知ることから始めましょう。
志望する企業で過去にどのようなテーマのGDが出題されたのかが分かればベストですが、業界にこだわらずできるだけ多くの事例を集めていきます。
事例の数がある程度集まったら、それぞれの事例について「自分だったらどう考え、どのような結論を導くか」というシミュレーションを行います。
一人で考えていると案外簡単に思えるかもしれませんが、実際のGDでは異なる意見を述べる人がいることもあれば、自分が述べた意見に反論してくる人がいることも考えられます。
自分の考えだけでなく、「こういった意見が出る可能性もある」「それに対してどのように応じればいいだろうか」といったことを想定しながらシミュレーションを続けていきましょう。
このシミュレーションに慣れてくると、実際のGDの場で話す際にも全体の流れや時間を意識する余裕が生まれてきます。
決してぶっつけ本番にならないよう、しっかりと過去の事例を研究しておくことが重要です。
就活生同士でグループディスカッションの練習をしてみよう
GDでは初対面の人同士で議論することになりますが、知らない人に対して自分の考えを述べたり、相手の意見に耳を傾けるという経験は実は日常生活であまり経験することではありません。
そこで、場数を踏むための手段として、サークルやゼミの友人など顔見知りの就活生同士で模擬GDを行うと、より本番をイメージしやすくなります。
あくまで練習なので気楽に取り組めばいいのですが、本番のGDと同じようにテーマを1つ決め、司会、書記、タイムキーパーといった役割分担を決めた上で進めるようにしましょう。
可能なら模擬GDの様子をビデオ撮影しておき、終了後に振り返りができるようにしておくとより効果的です。
実際に話してみると、時間配分が案外難しいことに気づいたり、場面場面で使うと効果的な言葉が見つかったりするものです。
最初は顔見知り同士で模擬GDを行う方法はディスカッションの力を高める上でとても効果的なので、ぜひ実践してみることをおすすめします。
20代で正社員への就職・転職
グループディスカッションについてのセミナーに参加するのも手
就活セミナーの中には、エントリーシートの書き方や面接対策と並んでGDの対策を扱っているものがあります。
こうしたセミナーはこれから就活を本格的に進める学生向けに開催されますので、知りたいと思っていたことをタイムリーに聞ける可能性が高いのです。
ときどき、就活セミナーは参加してもあまり意味がないといった意見を耳にすることがありますが、目的を持たずに漠然と参加しても、この手のセミナーはあまり収穫が得られないことがあるのは事実です。
しかし、「GDについて情報収集したい」といった具体的な目的があれば、就活セミナーで何か1つでも有益な情報を得ようという姿勢でのぞむはずですので、決して参加した時間が無駄になることはないはずです。
また、就活セミナーではどの業界にも共通する汎用的な対策を説明することが多いため、セミナーで聞いたことをそのまま実践するのではなく、志望する業界に置き換えて自分の言葉にしていくことが重要です。
この記事のまとめ
GDを攻略する最良の対策が「場数を踏むこと」であるのは事実ですが、それ以外にも本番のGDに備えて準備しておけることはいくつもあることがわかったのではないでしょうか。
GDには人によって得意・不得意があると思われがちですが、シミュレーションと練習を繰り返すことで必ず上達します。
準備をしっかり行い、GDで力を出し切れるようにしていきたいものです。
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