グループディスカッションが苦手で話せない人はどうしたらいい?
GDが苦手で、話せないのではないか?と不安に思っている人は、次のような対策を取ってみてはいかがでしょうか。
事前の準備をしっかりとしておく
GDには一定のパターンがありますので、事前にパターンを知り対策を練っておくことで、当日の緊張を和らげることができます。
たとえば、GDによく出されるパターンのテーマや、過去に出されたことのあるテーマを調べておけば、事前にシミュレーションをしておくことが可能です。
また、GDの一般的な進め方や役割分担については多くの情報が就活ノウハウ本やネット上に出回っています。
こうした情報を前もって調べておくと、同じような情報を見ている就活生が必ずいますので、お互い知らない人同士でもある程度の共通認識をもって議論にのぞむことができるのです。
このように「GDは苦手」と考えて逃げてしまうのではなく、苦手だからこそ事前に準備を行い、自分なりの成功パターンを持っておくことが大切になります。
最初に発言する目標を自分に課す
GDに苦手意識がある人の多くが、そもそも人前で話すのが苦手なようです。
しかし、GDの場では積極的に発言しているように見える人でも、実はその日のために準備をしてきた成果が表れているだけで、ふだんはそれほど話し好きではないこともあるのです。
初対面の就活生がズラリを並んだ雰囲気にのまれてしまうことがないよう、苦手だからこそ最初に発言するという目標を自分に課しておくのもひとつの手です。
実際、最初に雰囲気に慣れてしまえば、ふた言目からはそれほど抵抗なく発言できるようになることも多いのです。
反対に、一見するとリーダー向きの快活なタイプの人が積極的に発言するのを見ているだけになってしまうと、雰囲気にのまれやすくなります。
苦手だからこそイニシアチブを取る、ということを心がけてみましょう。
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他の人の意見を注意深く聞き、補足する
できるだけ積極的に発言しようと思っても、人を押しのけてでも発言するのは気が退けるという人もいることでしょう。
もしそうであれば、あえて「聞く」ことに注力し、他の人の意見を補足したり全員に共有しやすい言葉に置き換えたりする役割に回るのも手です。
たとえば、他の人が発言した後に「それは、つまり〇〇ということですね」「いまおっしゃった〇〇は、さきほど…さんがおっしゃったことと共通するところがありますね」といったように、意見を整理したり調整する役割に回るのです。
GDは会社での会議を想定しているという考え方もあるぐらいですので、自分の意見を主張することだけが評価されるとは限りません。
全体を見ながら、全員の意見をうまく拾い上げる調整能力があると判断されれば、決して目立つタイプではなくとも評価してもらえる可能性は十分にあるのです。
書記やタイムキーパーに立候補する
自分はグループを引っぱっていくリーダータイプではないと思う人は、あえて書記やタイムキーパーを買って出るといいでしょう。
書記やタイムキーパーは一見すると地味な役割のように思えますが、実は議論をまとめていく上で重要な役割を担っています。
書記は一人ひとりの発言を記録しているので、議論がどのような流れで進んでいるのか、拮抗する意見は何が論点となって対立しているのか、といったことを把握しやすい立場です。
議論をまとめる段階になって、重要な視点が抜けていることを指摘したり、目立たない人の発言でも有益な意見を見逃さなかったりといった観察眼は、きっと評価してもらえるはずです。
タイムキーパーについても、単なる時間の管理だけでなく、「そろろそ残り時間が少なくなってきましたが、皆さんの意見を伺っていると〇〇と△△という2つの立場に分けられるようです。この2つに絞って議論を進めてみてはいかがでしょうか」といったように、積極的な提案をすることも可能なのです。
この記事のまとめ
GDに参加する上で、多くの人が意識するのはリーダーシップでしょう。
しかし、企業側は必ずしも声が大きいタイプのリーダーだけを望んでいるわけではありません。
全体を冷静に観察しながら意見を調整できるタイプの人や、他の人の意見を中立な立場で聞くことができるタイプの人も、組織においては必要だからです。
GDに苦手意識がある人は、こうしたポジションを目指して下準備をしておくといいでしょう。
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