「ボトムアップ」とは

「ボトムアップ」という言葉を知っていますか。「ボトムアップ」とは会社の経営方式を表す言葉です。

今回はこの「ボトムアップ」について説明します。





「ボトムアップ」の意味

ボトムアップとは会社の下の人から上の人へと意思決定がなされる経営方式のことをいいます。

社長など上部の意思決定によって全て決められる「トップダウン」という経営方式と対局の経営方式です。

「ボトムアップ」では会社の下の人がいろいろな意見を出し合って、それをもとに経営陣が組織を運営していきます。

「ボトムアップ」の長所と短所

ボトムアップの利点は現場の声を拾いやすいという点があります。

また社員が仕事をしていくにあたって直面するいろいろな問題点をすぐに伝えることができるので、風通しのよい職場環境を作ることができます。

ただし現場の声や不満、問題点を全て拾い上げて解決して行こうとすると、会社の方針がブレてしまうというおそれもあります。

ボトムアップで必要なのは、上の人が明確なビジョンをもっているということです。

その上で会社の下の人とうまくコミュニケーションがとれれば、会社の進む方向は迷うことなく、よりよい経営をしていくことができます。

またボトムアップ方式は一般社員のモチベーションを上げますが、やる気がない社員や指示をされないと何をやっていいか分からないという社員が多い会社には向いていません。

経営方式を選ぶことは、同時に会社にどのような人材が必要なのかということとも大きく関わってくるでしょう。

最近ではトップダウンとボトムアップの両方の長所を生かし、短所が補えるよう、両方の方式を取り入れている会社も増えてきています。

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「ボトムアップ」を使うシチュエーションと会話例

このようにボトムアップは会社の経営方法についての用語なので、ボトムアップという言葉を使用する時は会社経営について語り合うような場に多く使われます。

「これからの時代は、トップダウン式経営では立ち行かなくなってくると思います。ボトムアップ方式を取り入れて会社を活性化させていきましょう」というように使います。

この記事のまとめ

このように「ボトムアップ」は、仕事のモチベーションが高い人が多い会社には向いている経営方法です。

会社を選ぶ時はその会社がトップダウンなのかボトムアップなのかということを知っておくとよいでしょう。

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