圧迫面接の対策のまとめ
圧迫面接はできるだけ避けたいと考える人が多いはずですが、企業は意図をもって圧迫面接をしていることが多いものです。
圧迫面接のパターンと企業側の意図を知り、対策を練っておきましょう。
圧迫面接とは?
面接官が学生に対して心理的な圧迫感を与える面接のことを圧迫面接と呼んでいます。
学生にとっては、ただでさえ緊張して初対面の面接官と対話しているところへ、さらに心理的なプレッシャーをかけられることになります。
できるだけ圧迫面接を避けたいと考えるのは自然な心理でしょう。
しかし、圧迫面接にはよくあるパターンがありますので、典型的なパターンを知った上で対策を立てておけば恐れることはありません。
また、面接官は意味もなく学生をいじめようとしているわけではなく、意地悪な質問を通じてあることを確かめようとしているケースが多いのです。
圧迫面接の意図を理解することで、精神的な負担を減らすとともに効果的なアピールにつなげられる可能性を高めることができます。
圧迫面接のパターン1「否定的」
学生が話したり答えたりした内容に対して、面接官が否定的な言い方や表現で応じてくるパターンです。
「あなたはうちに向いていないと思います」「その考え方は当社では通用しません」といったように、学生自身の考え方について否定してくるパターンがよく見られます。
「誰でも思いつくことではないですか」「個性が見られませんね」といった、学生の個性を認めない発言がなされることもあります。
他にも、「この仕事はきついですよ」といった、自社や業界に対する否定的な見方が示され、学生にとって答えづらい雰囲気になるケースも見られます。
ふだん生活している中で面と向かって意見や考えを否定されることはあまりありませんので、面接の場で驚いてしまわないよう、そういうものと理解しておくようにしましょう。
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圧迫面接のパターン2「無関心」「横柄」「威圧的」
圧迫面接は言葉だけでなく、態度や表情でプレッシャーをかけてくるパターンもあります。
学生の話に関心を払っていないかのようにずっと手元の書類に見入っていたり、無表情で反応を示さなかったりする面接官がいるかもしれません。
面接官が頬づえをついて聞いていたり、学生の受け答えを聞いてあきれた表情をしたりといった、横柄な態度で応じてくることもあります。
学生が話したことに対して「それで?」と応じるなど、威圧的な印象を与える対応をするケースもあります。
面接官は学生よりも年上の方々ですので、こういった冷たい・威圧的な対応に接するとしどろもどろになってしまうかもしれません。
あえてこういった対応をしていることを忘れず、落ち着いて対応することが大切です。
圧迫面接のパターン3「深掘り」「ハイペース」
質問に答えたそばから「なぜそう思うのですか」「もっと詳しく教えてください」といった深掘りする質問をかぶせてくることがあります。
学生の側としては用意してきた答えを言ったばかりなので、それ以上言うべきことが思いつかず答えに困ってしまう場合もあるでしょう。
同じ話題に対して繰り返し聞かれると、多くの人はストレスを感じ、追い詰められていると感じやすくなります。
また、次々と矢継ぎ早に質問を重ねてくるハイペースな質問も、圧迫面接の一種と言えるでしょう。
もちろん、あえてプレッシャーをかけるためにこうした対応をしている場合もあるかもしれませんが、素直に解釈すれば興味を持ってもらえている証拠ですので、誠実に答えるようにしましょう。
企業が圧迫面接を行う意図
企業が圧迫面接を行う理由としては、大きく3つが考えられます。
1つは、応募者のストレス耐性を確認するためです。
日常生活では、話しかけても無視されたり、露骨に無関心な対応をされることはほぼありません。
社会人になれば、自分とは合わないタイプの人とも一緒に仕事をしなくてはいけなくなる場合もあります。
思い通りにいかない場面に立ち会ったとき、冷静に対応できるかどうかを見ているのです。
2つめは、応募者のとっさの対応力を見るためです。
用意してきた質問とは違ったタイプの質問をされた場合、とっさに対応できるかどうかを見ているのです。
3つめは、志望の本気度を確かめるためです。
面接で印象の良くない質問をされたとしても、どうにかして挽回しようとする姿勢があれば、「この会社に入りたい」という気持ちの表れととらえることができるからです。
この記事のまとめ
圧迫面接はほとんどの場合、あえてプレッシャーをかけていると考えられます。
意図があることが理解できれば、もし圧迫面接に遭遇しても落ち着いて対応しやすくなるはずです。
よくある圧迫面接のパターンについては、あらかじめシミュレーションを行い、答えを用意しておくといいでしょう。
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