合同会社説明会とは
いわゆる会社説明会とはちがい、多くの企業が合同で開催する説明会のことです。
合同企業説明会の詳しい内容や参加するメリット、参加するにあたって注意しておきたいことについて見ていきましょう。
合同企業説明会とはどのようなイベント?
会社説明会が自社の説明会であるのに対して、合同企業説明会は数十社の企業が合同で開催するイベントです。
多くの場合、リクナビやマイナビといった転職サイトの運営会社が合同企業説明会を主催していますが、他にも自治体や労働局が中心となって開催しているものもあります。
合同企業説明会は広い会場内に企業がブースを設定しており、就活生は話を聞いてみたい企業のブースへ行って説明を聞くことができます。
各ブースでは企業側からの説明だけでなく、先輩社員の話を聞けたり、質疑応答で疑問に答えてもたらえたりすることもあります。
また、人気企業の社員や経営者による講演や、エントリーシートの書き方など就活に役立つノウハウについてアドバイスをもらえるセミナーが用意されていることもあります。
合同企業説明会は主に3月から8月頃までに行われるため、いよいよこれから就職活動が本格化するという時期にあたります。
いよいよ就職活動をスタートしよう!という時期に合わせた内容が用意されているのです。
なぜ合同企業説明会を開催するの?
合同企業説明会には多くの企業が参加していますが、これらの企業が説明会にブースを出す目的は「できるだけ多くの学生に興味を持ってもらい、エントリーしてもらう」ことです。
合同企業説明会を主催している会社は、エントリー数を伸長を目的に参加する企業から出展料を支払ってもらうわけです。
つまり、合同企業説明会は企業のために開催されているイベントという見方ができるのです。
ただし、イベントを開催するからには多くの就活生を集める必要がありますので、参加する就活生にとって役に立つ情報を提供したり、ふだんなかなか聞けない話を聞いてもらったりする機会を用意するのです。
ときどき「合同企業説明会は企業のためのイベントであって、就活生のためのイベントではないから参加してもムダ」といった声を聞くことがありますが、そうとも限りません。
イベントの特性や目的をきちんと理解した上で参加すれば、有益な情報を得ることができるのです。
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合同企業説明会に参加するメリットとは
合同企業説明会に参加する最大のメリットは、1日で多くの企業の話を聞けるという点に尽きます。
数十社という企業が同じ会場に集まる機会はなかなかありませんので、あまり興味がなかった業界の話も聞いてみると、業界研究に役立つ可能性が高いのです。
エントリー後に行われる会社説明会は、1時間以上かけてじっくりと自社について説明するのが一般的です。
しかし、合同企業説明会であれば30分以内で説明を聞けることが多いため、「だいたいどのような会社なのか分かった」といったように、その会社の概要をおおまかに知るにはちょうどいいのです。
合同企業説明会で注意しておきたいこと
一度に多くの企業の話を聞くことができるメリットがある反面、合同企業説明会に参加する際には注意しておきたい点もあります。
自分が合同企業説明会に参加する場合のことを考えてみると分かるはすですが、大半の就活生は人気企業や大手企業の話を聞いてみたいと思っています。
当然、人気企業や大手企業のブースには人が殺到しますので、ブースに収まり切らないといったことが起こるのです。
よって、前もって参加企業の一覧をよく見ておき、「この企業の話だけは必ず聞きたい」という目星をつけておくことが非常に大切になってきます。
当日、会場に着いてから「どの企業の話を聞きに行ってみようか」と考えているようでは、広い会場を回りきれず肝心な企業のブースに行きそびれる原因になりますので注意が必要です。
また、せっかく参加するのであれば、これまで興味のなかった業種の企業の話も積極的に聞いておきたいものです。
「興味がない」と決めつけず、話を聞いてみたら興味が湧くかもしれないという前向きな気持ちで参加することが重要になるのです。
この記事のまとめ
合同企業説明会の様子は、就職活動スタートの象徴的な場面としてニュースなどで毎年紹介されます。
それだけ企業側にとって一大イベントという位置づけになっているのです。
参加する就活生の皆さんも相応の準備をして当日にのぞむことを心がけ、しっかりと下調べをしておくようにしましょう。
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