冒険家に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
冒険家に向いている性格・適性
失敗を恐れない人
冒険家は、まだ誰もやったことがないことにチャレンジしたり、未知の場所を探索したります。
誰しも、前例のないことに挑むのは恐怖心を伴います。
また緊張もしますが、自分自身がその一歩を踏み出さなければならないのが冒険家です。
日常生活でも、誰もやろうとしたがらないことに積極的にチャレンジしたり、自分が先頭を走っていくことに快感を得られたりするような人であれば、冒険家の適性があるといえるでしょう。
また、誰しもやったことのないことに挑戦するとなれば、当然、失敗する可能性は十分にあります。
それでも、その先に何か得るものがあるはずと信じて行動できる人こそが、冒険家として生きていけるのです。
わかっていないことをするのは怖いと思う人、怖い思いをしたくないという人は、あまり冒険家に向いているとはいえません。
目標に向かって努力できる人
冒険家は、「○○を達成する!」という目標を持って、毎回の冒険に挑みます。
一度目標を決めたら、とにかくあとは前に進むのみです。
途中で不安な気持ちも出てくることがあるかもしれませんが、あきらめれば冒険もそこで終わってしまいます。
冒険家には、とにかく目標に向かってひたすらつき進み、努力を重ねていく姿勢が必要とされます。
自分自身で目標を作ることができ、それを達成するために強い思いを持って継続的に努力できる人であれば、冒険家としても向いているといえるでしょう。
情熱や信念を持っている人
冒険家のほとんどは、決して満足できるだけの収入を得ることができません。
むしろ、冒険をする費用を稼ぐために、慎ましい生活をしなくてはならないという人もたくさんいますし、社会的にも冒険家が立派な職業として認知されているとは言い難い面もあります。
これまで冒険家として活躍してきた人も、誰かのため、お金のために冒険をしているわけではありません。
自分自身で「どれだけの危険があろうとも、冒険をしたい理由」をしっかりと持っており、その強い情熱や信念に突き動かされて冒険を続けています。
もちろん、困難を極める冒険に成功すれば世界的に名が知られ、名誉を得ることもできますが、そこまでの存在になるのは本当に難しいことです。
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冒険家に必要なスキル・能力
基礎が重要
冒険家は、とくに資格や学歴が求められる職業ではありません。
そのため、なろうと思えば誰でもすぐ冒険家になることは可能かもしれませんが、実際に冒険に出るのであれば、さまざまな下準備が必要です。
たとえば、冒険家の活動フィールドとなる世界の海、山、川、極地などは、気象条件や地理的に、私たちが日常生活を送っている場所とは大きく異なる場合が大半です。
厳しい環境で過ごすためには、当然、それだけ体力が必要とされますし、非日常に耐えうるだけの精神力も必要とされますし、また、サバイバル技術も不可欠となります。
これらは本などを通じても学べますが、大学などの山岳部や探検部などに所属すれば、実際にフィールドに出て体験しながらスキルを身につけることができるでしょう。
冒険に出るまでには、それまでの下準備や基礎が重要なのはいうまでもなく、多くの冒険家は少しずつ技術や経験を積み重ねながら冒険に挑むのです。
冷静な判断力
冒険の最中には、その場その場で臨機応変な判断をしなくてはならない場面が多々出てきます。
たとえば、進もうとしていた道が思っていた以上に険しく困難が予測される場合に、引き返すか、それともこのまま進むか、常に自分で考えなくてはならないのです。
判断力は経験によって鍛錬されていくところもありますが、大切なのはいかなる場合も落ち着いて状況を把握することです。
自然は美しい反面、とても人間の力ではかなわない恐ろしさもあり、一瞬の判断ミスが大きな危険につながってしまう可能性もあります。
冒険家に向いていないのはどんな人?
冒険家は職業としては確立していないところがあるため、冒険をすることで生活するのは非常に困難です。
長く活動していくためには、冒険家としてやりたいことをプレゼンテーションして、資金を援助してくれるスポンサーを見つけなくてはなりません。
また、書籍などを通じて冒険の成果を発表するなど、世の中に積極的にアピールしなくてはなりません。
冒険家はその生き方そのものが人を魅了する存在であり、どれだけ功績をあげたとしても、人々を引き付ける力や、人間としての魅力がなければ、冒険家として活動していくのは難しいでしょう。