便利屋の仕事とは? わかりやすく仕事内容を紹介
便利屋の仕事とは
便利屋とは、人々が日常生活を送るうえで発生するさまざまな「困りごと」を解決することを仕事にしている人、あるいはその組織のことです。
「何でも屋」といった名称で呼ばれることもあります。
便利屋は、個人で仕事をしている人もいれば、会社などの組織で複数の人が集まって仕事をしていることもあります。
いずれにしても、便利屋は依頼を受けると、その内容を確認して作業に必要な人員や時間を割り出し、案件ごとに依頼主からお金をもらって仕事をします。
20代で正社員への就職・転職
便利屋の業務の内容
依頼内容は多岐に渡る
便利屋が請け負う仕事の内容は多岐にわたります。
具体的には部屋の片づけ、家具の組み立て、庭木の剪定、買い物や食事作り、家族の送り迎え、蜂の駆除、犬の散歩、新しいパソコンのセットアップなどです。
時間がかかるものから、ほんの短時間でできるもの、力仕事からデスクワークまで、挙げればきりがありません。
資格が必要なものもある
依頼主のあらゆる困りごとを解決する便利屋ですが、なかには資格や免許がなくては行えないこともあります。
たとえば、不用品回収をして再度販売する際には「古物商許可」が必要になりますし、劇薬を使った害虫駆除を行うのなら「害虫駆除業者」が、送迎をするのなら「2種運転免許」がそれぞれ必要になります。
便利屋が提供するサービスは幅広いものであるため、さまざまな資格を取得する必要があるのです。
なかには資格を持たずに営業している人もいるようですが、違法となるため注意が必要です。
便利屋の役割
忙しく働いているビジネスマン、幼い子どもを持つ主婦、初めて一人暮らしをする学生など、幅広い年代の人が便利屋に仕事を依頼しています。
高齢化社会が進む最近では、とくに一人暮らしの高齢者が、便利屋に「生活するうえでのちょっとした手助けをしてほしい」と依頼するケースが増えています。
基本的に、便利屋は法に反しない限り、どのような人からのどのような依頼にも対応する、まさに現代社会に欠かせない存在といえるでしょう。
20代で正社員への就職・転職
便利屋の勤務先の種類
便利屋は、便利屋で雇用されて働いている人、自ら開業している人と働き方はさまざまです。
また、近年ではフランチャイズとして便利屋を営んでいる人もいます。
便利屋の仕事の流れ
依頼を受ける
電話やメールでお客さまから依頼を受けます。
24時間対応しているところも少なくありません。
急ぎの場合はすぐに現場に駆けつけ作業をしますが、そうでない場合は一度見積もりを提示したり、日時を相談したりするなどします。
お客さま宅を訪問
依頼内容によっては、お客さま宅を一度訪問し、仕事の手順や見積もりなどを考える場合もあります。
お客さまと具体的な作業内容や日時を相談し、依頼をどのように引き受けるかを相談します。
作業
実際の作業は、短時間で終わるもの、1日がかりのものとさまざまです。
また、長期的な依頼がある場合は、決められた日に訪問して作業を行います。