便利屋のつらいこと・大変なこと・苦労
便利屋のつらいこと・大変なこと
何を頼まれるかわからない
便利屋は、お客さまのあらゆる困りごとを解決する仕事です。
その「困りごと」の内容は多岐にわたり、たとえば買い物のように簡単に終わるものだけではありません。
「動物の死体を処分してほしい」など目をそむけたくなるようなもの、あるいは「スズメバチの巣を駆除してほしい」といった、多少危険を伴うようなものもあります。
「何でもやります」とアピールしているのであれば、基本的にお客さまからの依頼にはすべて応えていくことになります。
しかし、お客さまは自分でやりたくない、あるいはできないから便利屋に頼むわけですから、一見、面倒だと思えるようなこともたくさん引き受けなくてはなりません。
雑用が嫌だという人には、正直きついと感じることのほうが多くなってしまうでしょう。
不規則な生活になりがち
便利屋は、24時間体制で依頼を受け付けているところが大半です。
個人で営業するのであれば営業時間は自由に設定することができますが、実際、深夜や早朝に急な困りごとが発生し、その時間に営業している便利屋に頼むというお客さまは多くいます。
そのため、できるだけたくさん仕事がほしい場合には、やはり24時間体制で依頼を受け付けているほうが、メリットがあるのです。
そうでなくても、日によって仕事量や依頼が入る時間帯には違いが出やすい仕事であるため、どうしても不規則な生活になる可能性があります。
20代で正社員への就職・転職
便利屋の悩み
体力を要する依頼も多い
便利屋の依頼内容で多いもののひとつが、引っ越しや家具の移動、片付けの手伝いです。
こうした作業はかなり体力を要しますから、慣れないうちは1日が終わるときにはぐったりしてしまうということも珍しくありません。
もちろん、屋外での仕事もあります。
炎天下や北風が吹きすさぶ中で作業をしなくてはならないこともあり、こうした体力的にハードな仕事をこなしていかなくてはならないのも、便利屋の大変なところだといえるでしょう。
つらい場面に立ち会うことも
依頼の中には、遺品の整理をしてほしい、孤独死した老人の部屋を片付けてほしいなど、つらい場面に遭遇することもあります。
このような依頼をしてきたお客さまの気持ちを考えると、どうしても手が止まってしまい作業が進まないという人もいるでしょう。
それでも冷静に仕事をこなさなければならないのが、便利屋のつらいところです。
便利屋は精神的にもタフでなければ務まらない仕事だといえるでしょう。
便利屋を辞める理由で多いものは?
便利屋を辞める理由で多いものは、給料や待遇など環境によるものです。
便利屋の仕事は不規則になりがちですし、依頼内容によって仕事に増減があるため、安定して働けるとは限りません。
また、体力的にも精神的にもハードな作業が多いため、どうしてもこの仕事に馴染めないという人は多く、去っていく人は後を絶ちません。