弁護士秘書の仕事内容を紹介
「弁護士秘書って何するの?」
弁護士秘書をしているとき、友人や知り合いにほぼ必ずと言っていいほど聞かれた質問です。
今回は、弁護士秘書の主な仕事内容をお話しします。
担当の弁護士をサポートする仕事
私のいた法律事務所では、弁護士一人につき基本的に秘書が一人つくようになっていました。
それに対して、基本的に秘書は一人で弁護士を数人担当します。
弁護士の先生たちは大変忙しいため、秘書は担当の先生たちがスムーズにお仕事ができるように後ろから支えることが求められます。
秘書が行う業務は担当している弁護士の仕事内容によって多少異なりますが、基本的には以下のような作業を行うことがメインでした。
・会議対応
・請求書作成
・裁判書面の準備、提出
・その他事務作業
そのうちのいくつかを以下で詳しく説明したいと思います。
会議対応
先生たちは所内の他の先生たちとの内部会議や、クライアントとの会議など、日々多くの会議に参加します。
それらの会議の準備をすることは秘書の仕事の一つです。
クライアントとの会議ではお茶出しをしたり、資料が必要な場合は会議の時間までに資料を用意しておきます。
Webでの会議の場合はパソコンなどの準備をして、スムーズに会議が始められるように整えるのです。
裁判書面の準備、提出
担当の先生が裁判案件に携わっている場合は、裁判書面の準備を行います。
提出する書面に関して指示を受けたら、書面に誤字脱字等がないかチェックをしたり製本をしたりします。
裁判書面を提出する際は特有のルールがあるため、そのルールに則り、間違いのないように気を付けることが必要です。
また、書面が完成したら裁判所に提出をし、無事に完了となります。
その他事務作業
こまごまとした事務作業も秘書の大切な仕事です。
・書面類をファイリングして、先生が見やすいように整えたり。
・指示された書類を大量にプリントアウトしたり。
・先生が使う資料の図を作成したり。
・先生の出張の手配をしたり。
秘書の仕事は本当に多岐に渡り、際限がないため事務作業全般が出来るようになりました。
タイムスケジュールの管理が大変だった
担当の先生に指示されたこれらの作業を期限内に対応するのですが、複数の先生から同時に指示をもらうことももちろんあります。
時には裁判書面の提出が2件重なるなど、緊急性のある作業が多発してどうしようもなくなる時も。
そのような時は他の案件秘書や担当の先生に相談するなど、先生の仕事に影響がないように報連相をすることが大切です。
そのためタイムスケジュールの管理や臨機応変に動くことが求められていました。
さまざまな作業を経験することが出来るのは面白かったですが、そのようなときは大変だなと感じました。
以上が弁護士秘書の仕事内容になります。
少しは弁護士秘書がどのような仕事をしているか、イメージしていただけたでしょうか?
弁護士秘書に興味がある方、これから就きたいと思っている方に少しでも参考になったら嬉しいです。