生活支援員に向いている人・向いていない人
生活支援員は主に、知的や精神に障害がある利用者様への支援を行う仕事です。
一体どんな人が向いているのか、逆にどんな人は向いていないのかあまり知られていないですよね。
今回は実際に働いてみてどんな向き・不向きがあるのか、感じたことをまとめてみたいと思います。
生活支援員とはどんな職業?
生活支援員とは冒頭でも説明したように、主に知的や精神に障害がある利用者様の生活全般の支援を行う職業のことを指します。
具体的には活動の企画や見守り、買い物への同行、日常生活での見守り、金銭の管理、必要に応じて身体介護を行います。
必要なスキルは?
生活支援員は無資格でもなることができます。
対人関係職ですので、資格よりも絶対に必要なスキルは「コミュニケーション能力」です。
利用者様と会話や触れ合いを通じてコミュニケーションを取らなければならない場面がたくさんあります。
ですのでコミュニケーション能力がまず必要なスキルであるといえます。
このことを踏まえ、生活支援員に向いている人・向いていない人について説明していきます。
生活支援員に向いている人
生活支援員に向いている人は、コミュニケーションを取ることが好き・得意な人です。
利用者様の課題や困り事を見つけるためにはお話しすることが一番大切です。
そして関りを持っていくと利用者様自身が現在の困り事を話してくださったり、自分自身が利用者様の小さな変化に気付くことができるようになります。
ですのでコミュニケーションを取ることが好きな人のほうが向いているといえます。
また物事に対して柔軟な対応を取ることができる人も向いています。
予期せぬ出来事が頻繁に起こるのが障害者支援施設の現場です。
その時いかに柔軟に対応できるかでその後の利用者様のメンタル・行動に影響が出ることがあります。
ですので落ち着いて物事を観察し、対応できる人は向いているといえます。
生活支援員に向いていない人
生活支援員に向いていない人は短気な人です。
障害者支援施設ではトラブルがつきもので、利用者様同士だったり単独でのトラブルだったりさまざまなトラブルが毎日のように起こります。
その時イライラして利用者様に当たってしまったり、不機嫌な態度で対応したりする職員を見てきました。
忙しい時などイライラしてしまうこともあります。
ですがそれを態度に出してしまうと利用者様も傷付いたり不穏になられたりしますし、職員同士も雰囲気が悪くなってしまいます。
ですので短気な人は向いていないと考えます。
また綺麗好きな人も生活支援員は難しいのではないかと思います。
便を触ってしまう方や手に口を入れてしまう方などいらっしゃいます。
潔癖傾向のある方には抵抗のある場面があると思いますので向いていないといえます。
生活支援員に向いている人
・コミュニケーションを取ることが好きな人
・物事に対して柔軟な対応ができる人
生活支援員に向いていない人
・短気な人
・綺麗好きな人
利用者様と一緒に楽しみ、さまざまな物事に対応する力のある人にとってはピッタリな職業ではないかと思います。
生活支援員になるかどうかか迷っている人の判断材料になれば幸いです。