自己PRでの「柔軟性」の考え方、例文
ひとつ考え方に凝り固まってしまうと、「一緒に仕事をしづらい人」「頑固な人」といった見方をされかねません。
自己PRで柔軟性をアピールするのはやや高度な題材ですが、上手に伝えることができれば他の就活生に差をつけることができるかもしれません。
柔軟性を効果的にアピールする伝え方について考えていきましょう。
企業が社員に求める柔軟性とは?
ビジネスシーンにおいて、仕事は高度なものになればなるほど「非定型」の部分が重要になります。
特定のやり方だけで解決できなかったり、異なる意見をうまくまとめたりして進めていかなくてはならないのです。
そこで重要になるのが、特定の考えに固執してしまわない柔軟性です。
柔軟性の高い人材は視野が広く、物事を多面的に考えることができます。
また、さまざまなタイプの人をまとめられるため、将来的に管理職に抜擢される人もいることでしょう。
このように、柔軟性の高い人材は企業にとって貴重な存在なのです。
自己PRで柔軟性をアピールする際に注意すべきこととは?
柔軟性をアピールするとき、伝え方を誤るとかえって悪い印象を与える場合があります。
柔軟性を言いかえると、臨機応変な対応ができるということですが、計画性がなく場当たり的な取り組み方をしているように聞こえると「いい加減な人」と思われてしまいます。
また、自分の意見を持たず人の言葉に流されてばかりいるように聞こえると、主体性のない人物と判断される恐れもあります。
柔軟性をアピールするのであれば、物事を冷静に客観視し、全体を俯瞰できる視点を持っていることを同時に伝えるようにするべきでしょう。
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柔軟性を効果的にアピールする自己PR例文
私の長所は物事を冷静に分析し、柔軟な判断を下せることです。
現在、大学のゼミでリーダーを務めていますが、たびたび意見が食い違い、言い合いのようになってしまうゼミ生もいます。
そのようなとき、私はまず双方に傾聴することを心がけ、問題の本質はどこにあるのかを考えます。
そして、二人の間に割って入るというよりは、別の視点から疑問を投げかけてみることで、お互いに自分の意見を客観視してもらうように促しています。
こうすることで、言い合いになっていた各々が少し冷静さを取り戻し、建設的な意見交換ができるからです。
社会人になると、さまざまな考え方の人と関わり合いながら働くことになると思いますが、自分の考えに凝り固まらず、柔軟に判断する視点を大切にしていきたいと考えています。
この記事のまとめ
柔軟性の高い人材は、企業に入社してからもバランスよく物事を考えられる傾向があるため、採用担当者に一目置いてもらえることがあります。
しっかりと自分の考えを持った上で柔軟性を発揮できることをアピールして、他の就活生に差をつけましょう。
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