リクルーター面談とは? どんな質問がある?
就職活動を経験した方や、これから準備を始めようという方は聞いたことがあるかもしれませんね。
リクルーター面談とはどのようなもので、どのようなことを質問されるのかについてまとめました!
そもそもリクルーターってどんなひと?
ではまずそもそも「リクルーター」とはどのような人を指すのでしょうか。
リクルーターとは、企業の人事部などから頼まれて採用活動に加わる一般社員を指します。
またその中でも特に、就活生と同じ出身大学で、リクルーター面談を実際に行う社員を指します。
企業の採用を行う人事部の人間よりも少し就活生にとっては身近に感じられる社員かもしれませんね。
リクルーター面談とは?
それではリクルーター面談とはどのようなことをするのでしょうか。
リクルーター面談とは、面談という名前がついていますが、リクルーターと学生数名がカフェなどでお茶をしたり、場合によっては居酒屋などで食事をしたりすることを指します。
リクルーター面談はその多くが和やかな雰囲気で行われ、就活生としてはその企業のイメージをリクルーターから感じ取れる良い機会になります。
リクルーター面談はあくまで面談なので、選考のために人事部などが主導して行う面接とは異なります。
20代で正社員への就職・転職
リクルーター面談の目的とは
ではなぜ企業側はリクルーター面談を行うのでしょうか。
その目的はいくつか挙げられます。
例えば、企業の広報活動というのもその目的の一つです。
しかしその目的の中で、最も多い理由は「選考のため」というものです。
先ほど、リクルーター面談は選考のための面接とは異なるとご説明しましたが、あくまでそれは一般的な認識であり、言うなれば建前です。
リクルーター面談の本質は企業が優秀な学生を就職活動の早い段階で絞り込むための活動を指します。
リクルーター面談の流れ
リクルーター面談はどのように行われるのかというと、就活生が企業にプレエントリーをしたり、会社説明会に出席したりエントリーシートを提出したりと企業に接触をしてから開始されます。
リクルーター面談が行われるのは就活の初期段階になります。
そしてリクルーター面談が設定されるのは企業側の目にとまった特定の学生だけです。
プレエントリー、会社説明会、エントリーシートなどで企業側の目にとまった学生の元に非通知設定で企業のリクルーターから連絡が入ります。
その際、企業の社員であること、そして出身大学が就活生が同じであること、リクルーター面談を行いたい旨が伝えられて就活生が承諾すればリクルーター面談が執り行われることになります。
どんな質問があるの?
リクルーター面談で聞かれる内容は、担当するリクルーターによって様々です。
その中でも多いのが就活生の就職活動状況について尋ねる質問です。
例えば
・なぜその企業に関心を持ったのか
・どんな仕事をしていきたいか
・他に興味のある業界はあるのか
・大学でどんな勉強をしていて、それを仕事にどう活かしたいか
などといった質問がされることが多いようです。
リクルーターはこれらの質問を通じて、就活生がその企業にどれだけ関心を持っているかを推し量ります。
そしてもしその就活生が志望度が高く、優秀な学生であると分かれば採用担当者や人事部と連携をとってその就活生に対し選考を有利に進めるよう手続きを整えたりします。
リクルーター面談の質問形式はさまざまで、上記のような質問をひたすらなげかけれられる場合もあれば、志望動機や自己PRを求められる場合もあります。
リクルーター面談のメリット
リクルーター面談には、企業側と就活生双方にメリットがあります。
企業側のメリット
企業側のメリットとしては、リクルーター面談を通じて通常の選考よりも早く選考を開始することで優秀な学生を早期に確保できるというメリットがあります。
もし本当に企業に来て欲しい学生がいればリクルーター面談から最終面接へと進み、すぐに内々定を出すような企業もあるようです。
また、リクルーター面談という形で就活生と企業の人間が接触して話をすることで、就活生の中での企業イメージのズレを少なくする目的もあります。
企業イメージのズレが大きいと、早期離職などにつながりますので、それを防止する上でもリクルーター面談は有効なのです。
就活生側のメリット
就活生側のメリットとしては、選考が本格化する前に企業の人間と接点を持てる点が挙げられるでしょう。
選考が本格化すれば嫌でも企業側の人間と接点を持つことになりますが、就職活動が始まって間もない段階で企業側の人間と接点を持つことができるのは大きな接点ということができるでしょう。
また、リクルーター面談を通じてリクルーターに良い印象を持ってもらえれば選考が有利になる可能性もあります。
例えばリクルーター面談の結果、一次面接や二次面接が免除されるような場合があります。
また実際にその企業の選考を受ける前に、リクルーター面談を通じて企業について早い段階で理解を深めることができるのもメリットの一つでしょう。
リクルーター面談で気をつけること
リクルーター面談で就活生が気をつけるべきことがいくつかあります。
最低限のマナーを意識する
リクルーター面談は、カフェや居酒屋で行われることが多く、通常の面接とは異なり比較的ラフな雰囲気で行われます。
とはいえ、リクルーターは社会人であり、就活生も最低限のマナーは持って接する必要があります。
たとえば、Tシャツにジーンズなどのラフな格好は避ける、敬語をきちんと話すなどのマナーを意識する必要があります。
企業について情報収集しておく
リクルーター面談という機会を作ってもらったのに企業についてきちんと調べていないというのは失礼にあたります。
リクルーターの心象も悪くなってしまうでしょう。
就活生はリクルーター面談に呼ばれたら最低限の企業情報を調べてからリクルーター面談に臨むようにするべきでしょう。
質問事項を考えておく
リクルーター面談では基本的にリクルーターの質問に答えるような形になりますが、こちらからも質問をする場面が出てくるかもしれません。
そうした機会になにも質問をすることがないと、リクルーターとしては「あまりこの会社に興味がないのかな」と感じてしまうことになります。
そうならないためにも、就活生は質問事項は考えておくなどの配慮が必要になるでしょう。
この記事のまとめ
リクルーターとは、人事などの採用担当者から依頼されて出身大学の就活生とリクルーター面談を行う人のことを指します。
リクルーターが行うリクルーター面談は建前上、カフェなどでリクルーターと就活生が話をする場とされていますが、その本質は「選考」です。
リクルーターから就活生に、企業への関心度や就職活動状況についての質問などがなされる特徴があります。
面談自体は比較的ラフな雰囲気で行われますが、とはいえ就活生側には最低限のマナーが求められてくるでしょう。
30秒でわかる!転職サービス診断
-
20代・第二新卒・既卒の転職支援サービス:Re就活エージェント(PR)
-
未経験OK! IT・Web業界に特化:マイナビITエージェント(PR)