会社説明会での受付マナーは? 何分前につけばいい?
出席予定者の確認を行うための事務的なもののようにも思えますが、受付はあなたが企業と最初にコンタクトを取る場面です。
失礼のないよう、十分注意しておくことが大切です。
建物に入ったところから就職活動は始まっている
会社説明会は寒い時期からスタートしますので、会場までコートを着ていくことも多いはずです。
コートを着たままエレベーターに乗り、受付の列に並んでしまう人がいますが、これはNGです。
ビジネスの世界では、「建物の中に入ったらコートを脱ぐ」のがマナーとされています。
コートはあくまで寒さを凌ぐためのものであって、建物内では着ている必要がないというわけです。
また、脱いだコートは裏地の側を表にして腕にかけるようにしましょう。
細かいことのようですが、マナーをわきまえているかどうかが一目で分かるところですので、建物に入ったところから気をつけておくべきなのです。
当日が雨であれば、傘は決められた場所に置くか、ハンカチなどでかんたんに水気を取っておきカバンの横に並べて置くようにします。
十分に水気を切っておらず、しずくが垂れている状態で会場に持ち込むのはマナー違反です。
必ず建物に入ったところで傘をきれいにたたみ、水気を取っておくようにしましょう。
受付でのあいさつと書類の受け渡し方法
受付では、学校名と名前を自分から名乗ります。ハキハキとした聞きやすい話し方をすることも大切です。
参加者が多い説明会であれば受付担当者は1日に何百人という参加者の出欠確認をすることになります。
張り切って大声を出す必要はありませんが、大勢の対応をしている担当者に負担をかけないよう、聞きやすい声の大きさやトーンを心がけるようにしたいものです。
受付で書類を提出する場合や説明会資料を受け取ったりする場合、必ず両手で受け渡しをし、「ありがとうございます」のひと言を添えるようにします。
片手で受け取ったり、無言で受け渡しをするのは失礼にあたりますので注意しましょう。
こうした細かな注意点は、ノウハウとして覚えておくことも重要ですが、それ以前に相手に対する配慮や感謝の気持ちがあるかどうかが問われるところです。
会社説明会のために時間を割いてもらい、話を「聞かせていただく」という意識で参加することで、自然とていねいな対応ができるようになるものなのです。
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会社説明会には何分前につけばいい?
会社説明会への参加についての注意点として、「早めに会場へ到着すること」とよく言われます。
では、「早め」とは何分前のことを言うのでしょうか。
とくに大企業や人気企業の場合、会社説明会には大勢の学生が殺到します。
受付が長い列になっていることも考えられますので、時間に余裕をもって到着することは非常に重要です。
ただし、あまり早く着きすぎると会場の準備が整っておらず、かえって迷惑をかけてしまう可能性もあります。
目安として、指定された集合時間の15分程度前には到着しているといいでしょう。
当然、遅刻は厳禁ですので、電車の遅延などのアクシデントに備えて早めに会場の近くに着いているように早めに行動し、15分前になったら会場に入るようにするといいでしょう。
受付担当者も従業員ということを忘れない
会社説明会は面接ではありませんので、よほどのことがない限り受付でのやりとりで合否が決まるようなことはありません。
ただし、受付の担当者も志望する企業の従業員の一人だということは忘れないようにしてください。
選考に関係ないからと、いい加減な対応をしたり、失礼な態度を取ったりするのは厳禁です。
面接だけでなく会社説明会においても、常に「見られている」という意識を持つことが重要になります。
社会人としてきちんとマナーを守れる人と一緒に働きたいと企業側は考えているものです。
たとえ見られていないはず、選考に関係ないはず、と思えるような場面であっても、マナーを守って行動するようにしたいものです。
この記事のまとめ
就職活動は会社説明会の受付から始まる、と言っても過言ではありません。
就職活動で身につけたマナーは入社後に社会人として働いていく上でも必ず役に立ちます。
まずは会社説明会の受付できちんとマナーを守って行動できるように心がけてみましょう。
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