OB訪問のメールはどのようにすればいい?(返信、お礼、例文)
実際に会社で働く先輩の生の声をきくことで、社風だけではなく実際の労働環境などについても深くしることができます。
では、このOB・OG訪問のメールはどのように書けばよいのでしょうか?
アポイントメール、返信メール、御礼メールの3パターンのメールの書き方について、具体例を交えながらご紹介します。
OB・OG訪問を希望するなら、まずはアポイントをとろう
OB・OG訪問は、実際にその企業で働く先輩を訪ねることです。
その多くは、社風や企業の雰囲気を知るために、企業に直接伺って、先輩社員から話を聞いたり、自分から質問するという内容が含まれています。
OB・OG訪問をするなら、まずはアポイントを取る必要があります。
ゼミや所属するサークルからOB・OGを探すか、もしくは企業の在籍者名簿から探すという方法で探しましょう。
アポイントを取るためには、電話、メール、手紙などの方法がありますが、今回はメールでのやりとりについてご紹介します。
アポイントをとる際のメールの書き方の例文
メールでOB・OG訪問のアポイントをとるときには、以下のような項目を必ず入れてメールを作成しましょう。
・簡単な自己紹介
・どうしてOBのことを知っているのか(理由が分からずに突然連絡が来れば、OBは不審に思います。キャリアセンターで知った、ゼミの教授からきいたなどの具体的な理由を書きましょう)
・なぜOBの企業を選択したのか、簡単な志望理由(長くなるとOBの手を煩わせることになります。簡潔にまとめましょう。)
・OB訪問を希望する日時
・自分の連絡先(メールアドレスは、日中いつでも確認できるものにしましょう。)
以上の項目を入れると、以下のようなメールになります。例文を参考にして、自分なりの志望理由を盛り込みましょう。
OB訪問のメールの書き方・例文
【タイトル:OB訪問のお願い】
株式会社〇〇〇新聞社
〇〇部〇〇課 鈴木正人様
突然のご連絡で失礼いたします。
私は△△大学△△学部△△学科の●●●●と申します。
大学の山岳サークルで鈴木先輩が貴社の社員としてご活躍されていることを知り、ご連絡させていだきました。
私は現在就職活動中であり、マスコミ関係に魅力を感じ、その中でも貴社のような社会的な記事の一方で子ども向けの記事の発行にも力を入れている〇〇〇新聞社に非常に興味を持ちました。
そのような〇〇〇新聞社でご活躍されている鈴木先輩から、直接お話しを伺いたく、OB訪問の機会を与えていただきたいと考えております。
つきましては、以下の日程でご都合のよろしい日時はありますでしょうか。
(1)3月15日(月)13:00~17:00
(2)3月17日(水)13:00~17:00
(3)3月19日(金)14:00~17:00
上記の日程のいずれもご都合がよろしくない場合は、また改めて日程を調整させていただきたく存じます。
ご多忙のところ大変恐縮ですが、何卒よろしくお願い致します。
________________________________
△△大学△△学部△△学科
●●●●(氏名)
電話:XX-XXX-XXXX
メール:xxxxxx@xxxxxxxxxxx
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OB訪問のメールのコツ
訪問の日程については、3つに限定する必要はありませんが、あまり多すぎてもメールが長くなり、こちらの要望を押し付けている印象を与えてしまいます。
3つ程度に候補の日程をおさえておき、あとはOBの都合を提示してもらうという方法が望ましいでしょう。
また、アポイントをとるためには、あなたが他社ではなく「その企業だからこそ訪問したい」という熱意・理由が必要です。
どこでもいいからOB訪問しておこうという気持ちで取り組んでいては、OBにも失礼ですし、そのような気持ちは相手にも伝わってしまうものです。
アポイントをとる前に、まずは本当に興味のある企業を限定するということも必要です。
OBから返事が来た場合の返信メールの書き方・例文
上記のようなメールでアポイントをとり、OBからめでたく返信が来た場合、どのように返せばよいのでしょうか?
大切なポイントは、“最後のメールはあなたで終わらせること”です。
OBは恐らく、以下のような旨のメールをあなたに返してくれるはずです。
・希望の日時
・当日の持ち物
・当日の呼び出し方法
逆に考えると、以上の項目について1つでも欠けているものがある場合は、その事柄についてメールで質問してみるとよいでしょう。
【タイトル:RE:(OB・OGからの件名そのまま)】
株式会社〇〇〇新聞社
〇〇部〇〇課 鈴木正人様
お忙しい中ご返信いただき、誠にありがとうございます。
では、ご指定いただいた3月17日(水)の13時に、受付ロビーにお伺いいたします。
初めてのOB訪問で緊張しておりますが、鈴木様の貴重なお時間をいただきますので、しっかりと準備してお話を聞きたいと思っております。
当日を心待ちにしております。
何卒よろしくお願い致します。
________________________________
△△大学△△学部△△学科
●●●●(氏名)
電話:XX-XXX-XXXX
メール:xxxxxx@xxxxxxxxxxx
特に持ち物は業種・職種によって異なります。その業界では当たり前の持ち物は、あなたにとって予想外の持ち物かもしれません。
訪問の前にそのような行き違いがないように確認しましょう。また、当日企業までたどり着いたものの、そこからどうやって先輩を呼び出せばよいのか、直前になって困ることになるからです。
それらについて質問して、返信メールはあなたの「心待ちにしております。」という旨のメールで締めくくれば、返信メールはバッチリです。
OB訪問後に送る御礼メールの書き方
忙しい勤務時間をあなたのために空けてくれたOBに向けて、感謝の気持ちをメールにこめて送りましょう。
御礼メールはビジネスマナーのひとつであり、このメールがなければかなりあなたのイメージは悪くなってしまいます。
御礼メールはなるべくOB訪問当日に送るのがマナーです(手紙の場合は2~3日後必着です)。
御礼メールには、以下のような項目を書くようにしましょう。
・御礼の言葉(OBへの感謝の気持ちをストレートに伝えましょう。)
・具体的にOBのどのような話・経験が役に立ったか
・今後も付き合いを継続したいという旨
また、以降にメールの例を記しますが、あくまでも例文であることに注意しましょう。
なぜなら、OBに会った時の話で心に残ったことなど、あなたにしか書けない内容があるからです。
OB訪問の御礼メールの書き方・例文
【タイトル:OB訪問の御礼】
株式会社〇〇〇新聞社
〇〇部〇〇課 鈴木正人様
△△大学△△学部△△学科の●●●●と申します。
本日はお忙しい中、私のために貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。
鈴木先輩のお話は、〇〇〇新聞社のホームページや企業パンフレットからは知ることのできない情報ばかりで、大変勉強になりました。
特に、取材の際には事前に複数のメディア情報を確認してから臨むということを知り、そのような覚悟が取材時に相手に伝わるからこそ、鈴木先輩の記事は生きている印象を受けるのだということが分かりました。
今後、ご相談させていただくこともあるかと思いますが、その折はよろしくご指導くださいますよう、お願い致します。
________________________________
△△大学△△学部△△学科
●●●●(氏名)
電話:XX-XXX-XXXX
メール:xxxxxx@xxxxxxxxxxx
OB・OG訪問は希望する企業への就職への第一歩
OB・OG訪問は、就活の中では必ずする必要があるものではありませんが、実際にその会社で働く社員の生の声を聞くことは、非常に有益なことです。
また、実際に「OB訪問でお世話になった先輩が一次試験の試験監督だった」「一次面接の面接官のうちのひとりだった」というケースもあります。
OB・OG訪問をスムーズに、そして好印象に終わらせるためには、適切なメールの書き方を学んでおくことはとても重要です。
メールの文面からは、あなたの教養と、本当にその企業に興味があるのか、そしてOB訪問を無駄にせず、何か成果を得ることができたのかがOBに伝わります。
この記事のまとめ
もしも本気で内定をとりたい企業があるなら、OB訪問から始めてみましょう。
社風や雰囲気などを知った上で臨む就職試験は、OB訪問を経験していない他の受験者に比べて、あなたにとって有利になるはずです。
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