社会福祉士のイメージと現実とのギャップ【イメージほど感謝されない?】
どうもこんにちは!
社会福祉士・精神保健福祉士のぱーぱすと言います。
※リアル年齢は30歳ではなく30代です(笑)
社会福祉士の仕事って、皆さんはどんなイメージがありますか?
・社会福祉士は感謝される仕事
・社会福祉士の仕事には答えがある
・社会福祉士は相手のことに集中して頑張れば良い
このように思う方は多いかもしれません。私もそうでした。
でも、実際に社会福祉士になってみると「あれ?何か違うぞ!?」という現実とのギャップがあるものです。
今回は「思ったより感謝されなかった」という経験をお話しします。
私は社会福祉士の仕事が魅力にあふれていると確信していて、ブログで発信するほどです。
けれど社会福祉士というプロになる以上、「やりがいや魅力だけじゃないよ」ということもお伝えしておきたいと思います。
社会福祉士はあまり感謝されない仕事?
社会福祉士を志す方は「人のためになりたい」「誰かを助けたい」という優しい方が多いでしょう。
確かに社会福祉士は人のために頑張る仕事なので
「ありがとうってよく言われるんだろうなぁ」
と期待するのは当然です。
でも実際は、イメージほど感謝されなかったりします。
「え!?」「なんで?」と思うかもしれませんが、ほんとです! つらいですよね・・・。
社交辞令で「ありがとう」と言われることはよくありますし、私も言います。
でも、やはり社交辞令ですし義務的な感じになりがちです。
ようやく「ありがとう」と言う人が現れたと思ったら「ありがとう」の後に無茶なお願いをされることもあります。
こうしたお願いを断らざるを得なかったり、期待にそえないこともあります。
「どうして〇〇してくれないんですか?」と問われて、説明しないといけないこともあります。
社会福祉士のつらいところです。
社会福祉士の支援は日常的に長く続くことが多いので、改めて感謝を伝えられる機会が少ないのだと思います。
私はこうして社会福祉士の仕事を続けているうち
と感じて、周りの社会福祉士に話したことがあります。
すると「私も同じ」とたいへん共感されました。
「思っていたほど感謝されない仕事だった」というのは、社会福祉士の"あるある"なのでしょう。
社会福祉士を志す方は「人のためになりたい」という方が多いでしょうから、このギャップはつらいかもしれません。
でも大丈夫です。
社会福祉士は、あまり感謝されなくてちょうど良いんです!
社会福祉士は誰のために支援するのか?
社会福祉士は感謝されるために支援するのではありません。
利用者さん、患者さん、広くは地域や社会のために取り組むのです。
たとえ感謝の言葉がなくても、「ありがとう」と言われなくても、「その人のため」を一番目標に支援するのが社会福祉士だと思います。
人からの感謝を目指した支援は、支援者自身のための支援です。
「誰のための支援なんだい?」ということです。
これでは支援と呼べませんよね。
「感謝されたい」という気持ちを否定しているのではありません。
人として当然の気持ちですし、感謝されたくない人を探す方が難しいでしょう。
ハッキリ言うと、気持ちとして「感謝されたい(自分のため)」が一番でも良いです。
社会福祉士というプロであり続けるにはどうすれば良いか
重要なのは、気持ちがどうかより、言動をどうするかです。
自らに「感謝されたい」という素直な気持ちがあると知り、受け容れて、感謝されたい気持ちと距離を取って「社会福祉士としてどうすると良いか」を考えて行動に移せば良いのです。(これを自己覚知といいます)
「その人のために」と自らを軌道修正するのが社会福祉士の専門性です。
素人的な「優しい人」とは一線を画すプロであり続けるには、この軌道修正を続けることが大切です。
社会福祉士には苦しいことがありますが、人生が変わるほど自分自身が変化する仕事でもあります。
私自身がそうでした。
そうは言っても、約10年となった私の社会福祉士経験の中では、いくつか深い感謝を受けた記憶があります。
今でも私の職業人生を支えてくれる大切な思い出です。
感謝は求めていない時にふとやってくるように思います。
これもまた社会福祉士のリアルでしょう。
社会福祉士が受ける感謝は思ったよりも少ないかもしれません。
けれど、人生に深く関わるからこそ、深い感謝をいただくように思います。
今回は「イメージほど感謝されない?」という社会福祉士の体験談でした。
イメージと現実とのギャップは他にもありますので、またお話ししたいと思います!
ブログでは社会福祉士・精神保健福祉士のリアル、職業人生に役立つ情報を発信しています。
チェックしてみてくださいね!
https://syahukusan.com/
それではまた!