私が看護師を辞めたいと思った3つの出来事
私は現在看護師9年目です。看護師の仕事には満足しており、この先も続けていきたいと思っています。
ですが何度か看護師を辞めたいと強く思ったことがあります。
今回は私が看護師を辞めたくなったいくつかの出来事と、どうやってそれを乗り越えたかをお話させていただきたいと思います。
辞めたくなったとき その1.先輩が怖い!
私が一番初めに看護師を辞めたいと思ったのは新人の頃です。
同じ病棟の新人4人の中で、私は一番覚えが悪く社交的でもありませんでした。
そのため先輩からは何度も怒られ、萎縮してしまい、毎日怯えながら仕事をしていました。
朝起きると「今日はどの先輩とペアかな?」で始まり、夜寝る前には「明日は誰とペアだろう」と恐れながら寝る日々。
今でも当時を思い出すと、患者さんとの関わりをまるで覚えておらず、先輩との怖い思い出ばかりが浮かびます。
当然このまま仕事を続けられるとはとても思えず、毎日仕事を辞めたくてたまりませんでした。
この状況を乗り越えることができたのは、一緒に配属された同期達のおかげです。
4人でよく集まってはランチしたり飲みに行ったりして仕事のストレスを発散していました。
働きながらも声をかけ合い、1年をかけてなんとか仕事を続けようと思えるようになりました。
辞めたくなったとき その2.後輩の方が仕事ができる!
私の1年下の後輩に1人、とても勉強・仕事熱心な看護師がいました。
入って2年もするとすっかりその後輩に知識も技術も追いつかれ差は開くばかり。
とても良い子でついついこちらから質問したり頼ったりしていましたが、段々とその状況に情けなさを覚えてしまい、後輩に及ばない自分が看護師としてこれからやっていけるのか……と悩むようになってしまいました。
この件でも看護師を辞めたいなと思ってしまいましたが、そもそも私はその子より勉強もしておらず仕事熱心でもないのだからその子よりできないのは当たり前では?と開き直ってしまいました。
ベテラン看護師がその子に頼っているところを見て安心したこともあります。
ちょっと情けない理由ではありますが、私は私のペースで看護師として成長していこうと思えるようになりました。
辞めたくなったとき その3.急変が怖い!
看護師6年目を過ぎると、その日の勤務で一番上が私ということが出てきたりするようになりました。
そうなってから患者さんに急変が起きることがとにかく怖いと思うようになりました。
今までは何かあっても先輩に相談しながら行えていましたが、私が相談される立場になり急に責任の重さを感じたからです。
患者さんの急変は命に関わることばかりでただでさえ怖いのに、色々な判断をしなければならない。
何か間違えてしまったら取り返しがつかなくなると考えるととても怖かったです。
特に夜勤で人数が少ない時は怖くて仕方ありませんでした。
こんなストレスを感じながら看護師を続ける必要があるのか?と考える日々でしたが、いくつか急変対応をするうちに、後輩たちの頼もしさを実感し一人で抱える必要はないのだと考えられるようになりました。
夜勤前などはその日の夜起こりそうなことをできるだけ頭の中でシュミレーションしていくことで少し力を抜いて勤務できるようになりました。