私が保育園の栄養士から管理栄養士になるまで
栄養士と管理栄養士は名前が似ているので、どちらがどのような仕事内容なのか分からない人も多いと思います。
今回私が管理栄養士になるまで、栄養士時代の経験も含めてお話します。
栄養士と管理栄養士どちらを目指せばいいのか分からない、という方の参考になれば嬉しいです。
栄養士になるまで
私は高校生の時食べることが大好きで栄養士に興味を持ちました。
栄養士は主に健康な方向け、管理栄養士はそれに加えて病気の方や高齢者向けに専門的な知識を持って栄養管理をします。
最初は私自身も栄養士と管理栄養士の違いがよく分かっておらず、興味を持ちいろいろ調べていく中で将来的には管理栄養士を目指したい、と思うようになりました。
栄養士になるには4年制の大学、2年制の短期大学、専門学校のいずれかを卒業しなければいけません。
卒業後すぐ管理栄養士として働きたいという方は、4年制の大学に進学するのが一般的かと思います。
私は進路を決める際に足を運んだオープンキャンパスでの雰囲気が良かったため、2年制の短期大学に入学し、卒業と同時に栄養士を取得しました。
ただ2年制の短期大学卒業後管理栄養士になるには、3年の実務経験を積まないと試験を受けられません。
そのため私は実務経験を積むところから始まります。
栄養士から管理栄養士になるまで
私は実務経験を積むために保育園に入職しました。
将来的に管理栄養士を目指すなら病院か介護施設が良かったのかもしれませんが、短期大学在学中に実習で病院に行き、自分には合わないと感じたため保育園を選びました。
保育園では調理や献立作成などの業務に従事し、忙しくも充実した毎日を過ごします。
子供たちの笑顔に癒され、励まされ、とてもやりがいを感じていたので保育園を選んだことに後悔は全くありません。
ただ、働きながら管理栄養士の勉強をすることは本当に大変でした。
通勤時間や隙間時間にイヤホンで聞き流したり、休みの日はとにかく勉強。
既卒で仕事をしながらの勉強がこんなにつらいものだとは思いませんでした。
そんな日々を経て、努力の甲斐あってか試験には1回で合格し、念願の管理栄養士になることができました。
管理栄養士になって思うこと
栄養士として実務経験を積み、国家試験を受験して管理栄養士になった私ですが、この選択をしてよかったと心から思います。
管理栄養士になるという目標があったからこそ保育園での仕事を続けられ、食に関する知識を学び続けることができました。
そのおかげで自分に自信を持てるようにもなりました。
また、管理栄養士を取得するとできる仕事の幅が格段に広がります。
自分次第でさまざまな選択肢を持つことができるのです。
周囲からの信頼も得やすくなり、よりたくさんの人のサポートができるようになったと感じています。
管理栄養士になるまで複数のパターンがありますが、私のように社会人になってからでも取得することができます。
ご自身の考えや状況に応じて管理栄養士取得を検討してみてくださいね。