保育園の管理栄養士の1日の仕事の流れ
私は主に小規模保育園で栄養士兼調理業務を経験してきました。
今回、小規模保育園での管理栄養士の1日の流れを紹介します。
日によって作業量は前後しますが、1日の流れはほぼ変わりません。
保育園管理栄養士の働き方に興味がある方の参考になれば嬉しいです。
1日の仕事の流れ
午前は給食の調理、午後はおやつの調理後事務作業をする、というのが大まかな流れです。
園児が30人ほどしかいない小規模園なので、調理師と2人、多くても3人で調理場を回します。
3人いる時は午前に事務作業をする時もありました。
午前と午後でどのような作業をするのか詳しくお伝えします。
午前の仕事内容
午前は以下の流れで作業をします。
- 調理作業前の準備
- 食材の搬入、下処理、切る作業
- 調理、盛り付け、提供
- 食器の洗浄
- 職員の給食提供
調理作業前の準備 8時〜
調理室に入る時は清潔な白衣と帽子、マスクを着用し、手は爪ブラシを使って丁寧に洗います。
身支度を整えたらその日の献立を確認して作業に入ります。
食材の搬入、下処理、切る作業 8時30分〜
納品された食材の品質などをチェックし保存食を採ったら、野菜の下処理をして切っていきます。
野菜を切る時はずっと同じ体勢なので結構大変です。
調理、盛り付け、提供 9時30分〜11時
野菜を切り終えたら調理開始。
この時離乳食の調理も同時に行います。
調理が終わったら盛り付けをして子供たちに提供します。
食器の洗浄
子供たちが給食を食べ終えたらどんどん食器が返ってくるので、それをひたすら洗います。
洗い終えた食器は乾燥機に入れ、午後に食器棚に片付けます。
職員の給食提供
私の勤めていた保育園では職員にも給食を提供していました。
その日の職員の人数を確認し、人数分提供したら午前の作業は終わりです。
私たちも給食を食べ、休憩に入ります。
午後の仕事内容
午後は以下の流れで作業をします。
- おやつの調理、食器の洗浄
- 栄養士事務作業
おやつの調理、食器の洗浄 14時〜15時
午後は職員が食べ終えた食器が返ってくるので、1人が食器洗浄、1人がおやつの調理と分担して作業します。
また、午前中に乾燥機にかけた食器の片付けもこの時間に行います。
栄養士事務作業 15時〜17時
おやつの提供を終えたら調理師さんに調理室の中を任せて、事務作業に入ります。
献立作成、書類の整理、発注業務などたくさんの業務があるため、丁寧に早く作業を進めなければなりません。
あっという間に時間が過ぎるので、1日終わるのがとても早く感じます。
いかがでしたでしょうか?
以上が私の勤めていた小規模保育園での1日の流れでした。
基本的にこの流れは変わりませんが、行事食やイベントがある時は少し変わることもあります。
日によって作業量が違うので臨機応変さは求められますが、慣れてしまえば楽しくやりがいを持って働けると思います。