デザイナーは独立を頭の片隅に常にスキルアップを! 独立するためにしておくべきことは?
10年後あなたはどんなデザイナーになっていると思いますか?
入稿に追われる会社員デザイナーなのか、それともクライアントに寄り添う一人のデザイナーなのか。
私は過去に6年間、インハウスデザイナーをしていた経験があります。
なにが正解というわけではありません。
しかし、制作会社でデザイナーを務める人、インハウスデザイナーとして制作業務を担う人、どこの業界でもデザイナーは安月給な方が多いです。
専門職ゆえに昇進するポストも多くありません。
どんなにいいものを作っても会社の成果であり、給料にも天井があります。
デザイナーは専門性の高い職業であり、自分のデザインスキルが一定のラインをこえると、「個人で働いたほうが効率よく働けるのでは?」という考えが生まれます。
これは多くのデザイナーに共通する体験であると同時に、そう考えたときにはもう独立する気力の沸かない年齢になっていることが多いです。
そうならないためにも、いつでも独立できるように常に感覚とスキルを磨いていく必要があります。
デザイナーは早いうちから独立を目標としなければいけない理由
冒頭でお伝えしたとおり、デザイナーは仕事内容や就業時間に見合った給料をもらえるところは少ないです。
そしてどんなに良いものを作っても、どれだけ多くのデザインをつくっても基本的に固定給です。
そしてそれはあなたの成果ではなく会社の成果です。
もちろん会社のためや社会貢献を目的とするならば悪いことではありません。
しかし、ある程度仕事ができるようになると、「こんなに頑張ってるのに…」とデザイナーとしてのモチベーションが上がらない瞬間がきます。
また、その会社が本当に好きでも、いつまでもあるとは限りません。
このような理由から、デザイナーの行く末として独立が大きな選択肢としてあります。
いざ、その選択をする場で迷わず進めるように会社員としてではなく、常に一人のデザイナーとして自分を磨き続けることを意識して働きましょう。
むしろ専門職であれば、独立を目指すくらいの意気込みがなければ会社内でも評価はあがらないでしょう。
それでは、デザイナーを目指す方や会社員デザイナーの方がどのように仕事に向き合っていけばいいのか解説していきます。
個人でも活躍できるデザイナーになるために意識すべきこと
大抵の人はデザイナーとして独立してやっていくのは不安に感じると思います。
しかしこれから紹介する3つのことを常に意識していくと、個人でも活躍できるデザイナーになれるでしょう。
これらを意識することで会社員として働く場合でもモチベーションや仕事に対しての意識があがり、必然的にあなたのプラスになります。
自分のデザインの価値を言語化できるようにする
デザイナーはあなたが思うよりも多くいます。
そして「デザイン」という言葉の領域はとても広いです。
厳しいことを言うと、自己表現をせず、ただ会社員として働くデザイナーに一人のデザイナーとしての価値はありません。
「あなたというデザイナーはどういったデザインをどのようにできるか」を、言葉で説明できるようにしましょう。
あなたに頼みたい、あなたでなければいけないという、他のデザイナーと差別化できるポイントを言語化しましょう。
独立=あなた自身が会社のようなもの。
会社には経営理念やビジョンがあるように、デザイナーとしてのあなたの提供できる価値を言葉で表現できなくてはいけません。
あなたというデザイナーの価値を考えてみましょう。
新しいスキルの習得に挑戦する
新しいスキルというのは、デザイン表現もその一つですが、特にデザインと掛け合わせできるスキルを習得することがおすすめです。
例えばデザインとウェブ制作スキルや、デザインと動画、デザインとライティングなどです。
これらは個人デザイナーとして圧倒的な強みになります。
なるべく拡張性の高いスキルの掛け合わせを身に付けることで、唯一無二のデザイナーになれるでしょう。
人とのつながりを大切にする
人とのつながりは仕事のめぐり合わせになることはもちろん、情報共有として必要です。
個人で働いているとどうしても視野が狭まります。
なるべく多くの分野のつながりを大切にしておきましょう。
会社員であれば仕事相手などにしっかりと自分をアピールすることで、その会社を離れても深いつながりになることがあります。
実際、私はフリーランスデザイナーになってから営業をしたことがありません。
知り合いづてでいただいた仕事で成果を出し、口コミが広がり仕事には困らなくなりました。
また、進路が見えなくなったときも他分野の知人・友人の助言で多く助けられています。
一人でやっていける人なんてそういません。
常に人とのつながりは大切にしましょう。
会社員デザイナーが今でもやっておくといいこと
デザイナーとしての個人メディアを持ちましょう。
ブログやサイト・SNSなんでもいいです。
副業禁止であっても別に稼ぐわけではありません。
インプットとアウトプットできる場を作っておくことが大切です。
個人のデザイナーとして何か作ってみたり、デザインの知見を発信してみましょう。
そして、できればサイトを立ち上げて、ポートフォリオとして自分の作品を掲載してみてください。
まずはSNSからでもいいのでデザイナーとしてのアカウントを作ってみましょう。
アカウントやメディアは信頼材料であり、無くてはならないものです。
学生や会社員のうちから積み上げておきましょう。
私のポートフォリオサイトはこちらです。
または「283 design」で検索して一番上のサイトです。
よかったら覗いてみてください。
会社員デザイナーとして生涯務める人、独立してフリーランスや起業する人、様々ですが、いざというときに選択の幅を広げるためにもデザイナーは常に独立を意識して自分を磨きましょう。
今すぐにでもできることや意識すべきことがあります。
デザイナーとして輝くためにぜひ実践してみてください。