エステティシャンの仕事は施術だけじゃない。多岐にわたる仕事の実態とは?
エステティシャンは、フェイシャルなどの施術をする仕事だと思っている人が多いです。
確かに、施術がメインではありますが、見えない部分の仕事がたくさんあります。
今回は、エステティシャンの実際の仕事内容をご紹介します。
施術以外のお客様への業務
施術以外のお客様に関わる仕事は、クレーム対応や電話での問い合わせ、カウンセリングなど様々です。
今回は、集客活動と化粧品・施術コースの販売について詳しく見てみましょう。
お客様が来ないと仕事にならない! 集客活動
チラシ配りやポスティングで、新しいお客様の呼び込みをします。
チラシを見てご来店いただく方は多く、お店を知っていただくために大切な業務です。
また、1度来たことのある方へ再来店を促す電話・ダイレクトメールなどをします。
リピートしてくださる方が多いと安定して集客ができるので、積極的なアクションが大切です。
また、最近は携帯やパソコンで検索して来店される方が多いです。
季節などに合わせて、WEB集客での打ち出し方も戦略立てて変えていきます。
コースを購入している既存のお客様に対しては、予約を促す電話をして来店促進をしたりと、電話・ダイレクトメール・WEB、さまざまな方法でお客様の集客しています。
お客様の悩みを解決!化粧品や施術コースの販売
お客様が家でもスキンケアができるように、自宅用化粧品の販売は大切な仕事です。
また、人の手でトリートメントされたいという方には、施術コースの販売をします。
どちらの場合も、施術中にお客様との会話で悩みを聞き、アドバイスしてお客様の悩みを解決する化粧品や施術コースをご紹介します。
販売というと、できるか不安と感じるかもしれません。
ですが、お客様は悩みを解決してくれる商品を求めています。
無理やり販売するのではなく、しっかりとお客様とコミュニケーションを取り、欲しいと思ってもらえるアドバイスをすることが大切です。
自分が伝えた化粧品や施術コースで、お客様の悩みが解決して「ありがとう」と感謝してもらえると、とても嬉しいです。
お店を運営するための、事務的な業務
事務的な業務は、商品の発送や足りない商品の発注、お客様データーの登録など細かい仕事がたくさんあります。
お客様がたくさんご来店くださる日は、事務的な業務をする時間がとれず営業時間外にすることもあります。
今回は、事務処理・在庫管理、カルテ書きについて詳しくご紹介します。
パソコンを使った事務作業・在庫管理
営業後に行う事務作業は、レシートを見ながら売上をパソコンへ入力、レジにある金額が合っているか確認など1時間弱の作業です。
お客様と直接関わる仕事ではありませんが、店舗運営のためにとても大切です。
また、化粧品などの在庫管理もします。
実際にお店にある化粧品と、パソコン上の数が合っているか1ずつ数えます。
1日忙しく動き回った後に、細かいパソコン仕事になるので、頭の切り替えが必要です。
スタッフ同士で仕事を分担し合い、効率よく進めます。
お客様情報のカルテ書き
お客様へ施術をした後に、
・その日の肌の状態
・化粧品などの購入内容
・お話したプライベートな情報
など
別のスタッフにお客様情報を共有するために、毎回カルテを記入します。
万が一書き漏れがあるとクレームに繋がる可能性があるため、お客様情報のすべてを管理するカルテは、とても大切です。
お客様がたくさん来てくださる忙しい日だと、施術が終わってすぐの記入が難しいため、営業終了後にまとめて記入することもあります。
紙ベースか、電子カルテかは店舗によって異なります。
事務的な仕事ですが、お客様に関わる大切な仕事です。
技術向上のための練習は、営業終了後
エステティシャンは、営業中にお手入れ練習する時間はないと思った方がいいかもしれません。
昼間はお客様の施術に入っているため、練習する時間をとることは難しいです。
そのため営業終了後、先輩スタッフと一緒にお手入れ練習します。
お客様に施術するためには、先輩の合格が必要です。
フェイシャル、ボディ、頭皮など様々なコースがある場合は、1つずつ練習して合格をもらえるようにします。
営業終了後だと夜遅くなり、長時間の練習はできないため営業中に先輩の施術をみて覚えることが、早く上達するためのコツです。
エステティシャンの仕事は、施術以外にもたくさんあることが分かっていただけたのではないでしょうか。
お客様と直接関わることでなくても、結果的に全てお客様に繋がっています。
その先にいるお客様のことを考えながら、仕事をすると効率も上がります。
みんなそれぞれ得意不得意はあると思いますが、スタッフで力を合わせて店舗運営することは楽しいですよ。