大学事務の仕事は高い負担やリスクを被ることは少なく長く続けやすい

投稿者プロフィール

大学職員(経理事務) ぽんたろうさん

30代前半 男性経験:1年10ヶ月

現職 / 正社員

投稿者の仕事満足度

総合満足度
4.00
仕事内容
3.50
やりがい
3.50
働きやすさ
4.50
給料・年収
4.50
休日・待遇
4.00
成長・将来性
3.50
メッセージ

大学事務として某国立大学で働いています。

国家公務員に準ずる待遇で安定した経営環境の中、仕事ができます。

大学事務のイメージは自身が学生の時に対応してもらった大学事務職員でしたが、入職後は学生対応がほとんどない部署で経理関係の業務に携わっています。

学生とは関わらない一方、教員とは毎日のようにメールや電話等でやり取りをするため、大学生の時よりも教授、准教授等の教員が身近に感じるようになりました。

大学事務の仕事は、大学の経営方針策定、人事管理、施設管理、財務管理等DXが進んでもなくなることはない仕事が多く変化も少ないため、自身で辞めなければ年齢を重ねても続けられるものであると思っています。

仕事内容

勤務地は関東某県の中小規模国立大学法人です。

現在は、財務系の部署で経理処理に携わっています。

具体的には、物品の発注、入札、金銭が絡む契約締結、科研費の外部資金の執行管理等を行っています。

そのうち、定例的な業務である物品の発注については、メールで教職員から発注依頼が届くため、業者に発注をします。

発注した物品などが納品された後、検収を受けた請求書等が教職員から届くので、請求書等の内容に不備がないか等について確認をし、不備がある場合は、発注先や教職員に連絡を取り、修正等の上、支払処理にまわしています。

なるには

国立大学法人等採用試験という各地方毎に行われている筆記試験の合格者が、各国立大学法人等の受験資格を得られ、各国立大学法人で行われる面接試験などをパスすれば無事採用となります。

筆記試験自体は一般教養のみの比較的簡単な試験ですが、高得点をとる必要があります。

ですが、公務員試験等の試験勉強をしていれば合格する可能性は十分にあります。

一方で各国立大学法人で行われる面接試験はかなりの倍率のため、適切な受け答えができても受かる保証がありません。

そのため、複数受ける必要があると思います。

やりがい

特にやりがいのある業務は入札です。

入札とは、一定額以上の物品役務を発注するときに、価格競争をしたうえで、発注先を決める方法ですが、どういった物品をどのくらい調達するのか、教職員と調整をしながら仕様書の形で固めていきます。

入札は基本的に、準備から契約まで時間がかかるため、納入期限が決まっていると特に急ぎで仕様調整・書類作成をする必要があります。

ただし、手続きは自身だけでなく担当の教職員と共同で行うため、担当の教職員の対応が遅ければ催促をして、自身も急ぎで書類の取りまとめをしなければなりません。

1回目の入札手続きでは、担当の教職員の対応が遅れたため、急ぎで書類の取りまとめを行い、連日深夜まで残業する形となりました。

しかしながら、無事入札が終わり、調達も期限内に済んだため、胸を撫でることができました。

給料・年収

現在の年齢は30代前半、勤続年数2年程度です。

月収は残業代を入れて額面34万円程度、手取りは25万円ほどです。

年収は520万円超です。

住宅については、賃貸入居者向け住宅手当が半分弱でるかもしくは、宿舎への格安での入居ができ、警察を除く地方公務員よりは、待遇がいいと思います。

残業代もほぼ100%でるので、給与面で不満に思うことはありません。また、職員組合や関係保険会社の出入り等もないため、無駄な給与天引きはありません。

休日・待遇

休暇制度はとても充実しています。

まず、年次休暇は他の公務員と全く同じで入職1年目から15日、2年目からは各年20日もらえます。

その他にリフレッシュ休暇5日や子や家族の看護休暇、全学一斉休業等があります。

基本的に他の公務員では年次有給休暇を使い切ることがかなり難しいですが、大学職員は部署によりますが、年次有給休暇を使い切ることが可能です。

恋愛・結婚

女性は、他機関の教職員等や公務員と結婚している人が多いと思われます。

男性も他機関の職員と結婚している人がちらほら見られます。

女性は、産後も活躍している人が多く、女性にとっては働きやすい職場であると感じます。

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