臨床工学技士って何する人? 知名度は低いがなくてはならない仕事
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投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 4.00
- 仕事内容
- 4.00
- やりがい
- 4.50
- 働きやすさ
- 3.50
- 給料・年収
- 3.50
- 休日・待遇
- 3.00
- 成長・将来性
- 4.50
 
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						よく言われるのが「それって何をする人?」で、なかなか知名度が上がらない職業ですがなくてはならない仕事の1つが臨床工学技士です。 例えば新しい医療機器が病院に導入される際にどの機器が一番使いやすいかなどの選定を行うのも、病院で医療機器の勉強会を行うのも、今は臨床工学技士が関わっています。 以前はできる業務がかなり限られたものでしたが今は法改正も徐々にされており、活躍できる分野が増えてきて地位も確立しつつあります。 病院の中では手術室や心臓カテーテル検査(治療)業務、ペースメーカー関連、呼吸療法、血液浄化業務、内視鏡業務と医療機器に関することは何でもやります。 総合病院などの大きな病院では意識のない患者さんに関わることが多く、臨床工学技士の存在を知らずに退院される方も多いです。(だからあまり知名度がないのですが…。) 大変な仕事ではありますが、やりがいもあります。 そして名前から機械が得意な理系の人しか無理そうと思われがちですが大丈夫! 文系の私が、ちゃんと仕事できています。 学生時代から働く今も勉強は欠かせませんが、苦手意識より仕事内容に興味を持ってもらえれば嬉しいです。 一緒に働ける日を楽しみにしています。 
 
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						関西の総合病院勤務で部署の人数は10名、手術室業務、呼吸療法業務、血液浄化業務、内視鏡業務と医療機器管理業務をローテーションで行っています。 院内で使われている医療機器の使用前、使用後の点検や修理も行います。 常に院内のどこにどの機器があるか、予備の台数はあるかなども把握して管理します。 医療機器に関する勉強会などを任されることもあり、その為に外部研修に参加したり日々勉強をしながら仕事をしています。 
 
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						一番の魅力は院内のどの職種のスタッフより医療機器に詳しくなれることです。 急に調子が悪くなる医療機器に対処してトラブルが解決した時の達成感は最高です。 病棟で機器のトラブルがあると真っ先に連絡がくるので、すぐに解決できると嬉しいですし、スタッフ間の信頼関係にもつながるので常にトラブル解決法を勉強しています。 医療機器のトラブルは命に関わるものなので、できるだけトラブルが起こらないように日々点検を行っています。 
 
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						機器のトラブルで解決できない時、焦ってしまったりするとかなりプレッシャーを感じることです。 できるだけ平静を装って冷静に対処できるようになるまでかなりストレスを感じていました。 適度にストレス発散をしながら仕事できる環境が大切です。 
 
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						まじめにこつこつ頑張れる人が向いているかなと思います。 機械のトラブルはすぐに解決できるものもあれば全く予想もしない場所のトラブルだったり解決までに時間がかかることもあります。 一つずつ原因を追求できる忍耐力も必要です。 あとはコミュニケーション能力もある程度必要です。 機器の故障の際どういう使われ方をしたかなど聞き取りで解決するトラブルも多いからです。 
 
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						年収は350〜450万程で新卒の時は手取り22万前後でそんなに高くありませんでした。 現在30代勤続5年で450万程です。 基本給は安く、職務手当や残業手当、祝日勤務手当などで調整されています。 勤務先によりますが福利厚生がしっかりしていて組合がある病院だと慶弔費や退職金増額がありました。 
 
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						最初に就職した病院であまりにも休みが少なく体調を壊して退職した経験があるので、福利厚生がきちんとしているか、年間休日日数と年休消化率は確認してください。 オンコールや当直があるのか、あるから月何回かなども重要です。 就職先は全国にあり、まだ就職に困ることはありません。 
 
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						私は女性ですが、オンコール(病院からの緊急呼び出し)対応などもしていたので度々デートの約束時間に遅れたりキャンセルが続いて振られたりしました。 結婚は30歳を過ぎてから理解がある人と縁があり今は兼業主婦として働いています。 この仕事をしている以上急な予定変更は理解が得られないと難しいです。 緊急対応がない病院もありますので、プライベート優先で転職する手段もあります。 男性技士の結婚相手は看護師や技士同士が多い印象です。 
 
                



































































