スクールカウンセラーを目指すなら心理学の勉強をしよう
投稿者プロフィール
投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 4.00
- 仕事内容
- 4.00
- やりがい
- 4.00
- 働きやすさ
- 4.00
- 給料・年収
- 5.00
- 休日・待遇
- 5.00
- 成長・将来性
- 3.00
- メッセージ
-
スクールカウンセラーは、常勤・非常勤共に給与が比較的高く、心理士としても人気のある職業です。
健康な子どもたちから元気を分けてもらえる良さや、カウンセリングで子どもや親、先生たちとじっくり関わることができるやりがいがあります。
スクールカウンセラーの役目をきちんと果たすためには、個人で判断する力や個人でしっかり勉強を続けることが大切です。
スクールカウンセラーを目指すには、大学や大学院へ進学し、心理学の勉強を長年続けられるようにやる気を維持しましょう。
- 仕事内容
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・勤務地:小・中・高校など
・勤務規模:1クラス40人程度、1学年4クラス程度、学校のよる
・仕事内容:子どもやその保護者へのカウンセリング、教師へのケア、校内を巡回し子どもの様子をうかがう、心理学の知識を教師へ伝える、必要に応じて外部の教育機関と連携など
・職場での役割:カウンセラー(人の話を丁寧に聴き、きちんと伝え返す) - なるには
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スクールカウンセラーは臨床心理士・公認心理師の資格を取得することで就けます。
各資格を取得するには心理学の大学と、指定された大学院の2か所を卒業する必要があります。
一般的な就活と違い、大学院と資格試験があるので、勉強時間が必要になります。
- やりがい
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悩み相談に来た子どもと何度か話し、「先生(カウンセラー)のおかげで何とかなったよ!」と悩みが解決するときや、悩みがなくても明るく話してくれる子どもたちと関わるとき、明るい気持ちになれます。
不登校の子どもや親とカウンセリングを続け、少しづつ学校へ登校できるようになった瞬間もやりがいを感じます。
- つらいこと
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心理学関連の仕事をするうえで、「人の心理が分かるんでしょ?」とよく言われますが、そんなことはありません。
学べば学ぶほど、人の心は分からないことが分かります。
答えの出ない問題を扱い続けるため、曖昧なことが苦手な人にとってはつらいです。
- 向いてる人
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「人のためになりたい」と考えすぎたり、人に共感しすぎるとかえって自分がつらくなりやすいです。
適度に割り切れる人や、自分自身についてもっと知りたいと思える人に向いていると思います。
心理学は、人の心理を学び続けることが基本なので。
- 志望理由
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私がスクールカウンセラーを目指したきっかけは、私自身が学校で悩むことが多かったため、今も悩みがある子の気持ちを少しでも和らげられたらと思ったことです。
実際に働いてみると、子どもよりもその親と話すことが多く、思っていた業務と少し印象が変わりました。
- 働きやすさ
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スクールカウンセラーは各学校に1人体制が基本なため、学校内で仲間がいない点は少し寂しくもあります。
また、その学校の心理学の専門家は自分1人なので、少しプレッシャーも感じやすいです。
学校の雰囲気にもよりますが、優しい教師も話しかけにくい教師もいるので、自分で場を和ませる力は必要かもしれません。
- 給料・年収
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常勤だと月収30万円ほど、非常勤だと時給換算5000円程度ですが、地域によって異なります。
非常勤の場合、給料に年齢や勤続年数は変わりないです。
1校につき、ばらつきは大きいですが、70万~150万円ほどになります。
- 休日・待遇
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私は非常勤勤務なので、仕事と休日のバランスは他の仕事よりもとりやすいです。
ただし、保険などの福利厚生はほとんどありません。
非常勤だとボーナスもないため、どこか別の場所で就職し、スクールカウンセラーの非常勤を行うのがおすすめです。
- 就職・転職
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地域によりますが、面接は特にありません。
スクールカウンセラーをやりたい気持ちがあれば立候補することで就けます。
勤務地は選べないため、どうしても自分に合わない学校に配属されたら異動を考えることをおすすめします。
- 恋愛・結婚
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教師と恋愛する人もいますが、外部で恋愛・結婚する人を多く見かけます。
心理職同士のお付き合いが多いと思います。
スクールカウンセラーのように、非常勤でできる仕事なら女性の結婚後も働きやすく、給与も良い職業だと思います。
- 成長・将来性
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教育や子どもが好きな人にとっては成長も感じられるかもしれませんが、私個人としては、スクールカウンセラーだけでは臨床心理士・公認心理師としての成長は見込めないと考えます。
いきなりスクールカウンセラーをやるのではなく、きちんとどこかの精神科病院などで勉強してからの勤務をおすすめします。