自動車の衝突実験は、注目されにくいが人を助けることができる仕事
投稿者プロフィール
投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 4.00
- 仕事内容
- 4.00
- やりがい
- 4.00
- 働きやすさ
- 3.00
- 給料・年収
- 3.00
- 休日・待遇
- 4.50
- 成長・将来性
- 4.50
- メッセージ
-
車両の衝突実験は衝突した際に乗員をいかに助けるか、怪我を軽減させられるかを考え車両に織り込んでいく仕事になります。
一般的には事故を起こさないようにするアシストシステムは注目されますが、衝突したあとの性能に関しては注目されにくく関心されないことが多いです。
なので、自分の仕事によって人を助けることが出来る、また通常だったら歩けなくなるほどの事故であっても、重傷を負わさないで助けることが出来るなどの人を助けたいという気持ちを持ちこの仕事を目指してもらいたいです。
- 仕事内容
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仕事内容としては車両の衝突実験になります。
衝突実験の内容としては事故を起こした際の乗員の安全性を高めることです。
具体的には、衝突した際に乗員へかかる衝撃をさげるために車両側でエネルギー吸収できるような構造を検討したり、車両に合わせたエアバッグをチューニングし乗員を保護する等になります。
- なるには
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私の場合は通っていた学校に求人が来ていたため、この仕事に就職しました。
正直はじめはあまり何も考えず就職したのですが、就職したあとにエネルギーの計算や構造力学の知識が必要になことがわかったので就職してからの勉強に苦労しました。
また衝突性能にかかわる各国の法規や試験方法の知識も必要なのでそこを理解し覚えるのが苦労しました。
- やりがい
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自分が開発にたずさわった車両を購入したお客様が事故を起こしてしまったとき、軽傷ですんだことを会社宛てに感謝の手紙をくれる場合があります。
そのような手紙の一部は社内で展開され読むことが出来るのですが、それを読んだ時に自分の仕事で感謝してくれる人がいると思い、やりがいを感じます。
- つらいこと
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この仕事に限ったことではないのですが車を売り出す期日は決まっているので、その期日に間に合うように性能を確立する必要があります。
目論見が外れた場合は
・タイトな日程で解析、対策法を必ず見つけ出す必要があること
・対策した場合に自部署以外にも影響がでてしまうことも考え調整しなくてはいけないこと
・対策にどれだけのお金がかかるかのバランスも考えなくてはいけな
ので、やることや考えることは多いです。
- 向いてる人
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もの作りが好きな人や構造力学が得意な人は向いていると思います。
向いていない人はわからない場合にすぐに諦めてしまう人は向いていないかもしれません。
わからない場合でも意地でも考えぬき他の人にも相談して進められる人でないと難しいからです。
- 志望理由
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初めは実験というワードにあこがれて就職しましたが、実際に働くと実験より実験するための経緯や目論見が大事だということがわかりました。
私が思っていたより難しい知識が必要だったので就職前に勉強しておけばよかったと思いました。
- 働きやすさ
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職場環境としては働きやすさを感じています。
有給休暇もしっかり取得させてもらえるし、今のコロナが流行っている時期では自宅勤務にも対応できているため安心できています。
また残業時間等も調整がきくので家族との時間をとりつつ仕事をすることが出来ています。
産休等も問題なく取得することが出来るので女性も働きやすい環境になっています。
- 給料・年収
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26歳で月の手取りとしては残業をして平均23万円程度でした。
またボーナスとして50万円近くもらえ、年収としては450万円くらいだったので少なくもなく多くもなくという感じになります。
お金がたくさん欲しい人だと少し不向きかもしれません
- 休日・待遇
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残業時間は過労にならないように会社側で管理されておりしっかりプライベートの時間を取得できるようになっております。
また休暇も月に1度は必ず取得できるようにしてもらえています。
もちろん休暇を取得するための業務の調整は必要になりますが、そこに関してはどの仕事でも同じだと考えております。
- 就職・転職
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就職先の選び方は自分が何が欲しいかによって決める必要があると思います。
仕事を生活の中心に置きたい人プライベートの時間を中心にしたい人がいると思うので仕事内容だけでなく残業時間や年間休日日数等も調査したうえで仕事を探したほうがいいでしょう。
- 恋愛・結婚
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職場恋愛をする人もいるが基本的に人数比は男性が多いため会社外での恋愛が多いと思っています。
結婚後の生活は家族との時間は問題なくとれているため、仕事のせいで結婚生活がうまくいかなくなることはないと思っています。
- 成長・将来性
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この仕事はいかに精度のよいデータを取得し、解析して安全だということを他の人に納得してもらえるかが重要になります。
そのために衝突試験を実施するためのストーリーや安全を証明するためのストーリーを論理的に考える力、また納得してもらえるようなプレゼンテーション能力等を成長させることができます。
現状は実際の車両に傷害値を計測できる人形等を搭載させ試験をしていますが、将来的には電子化が進み、車両をぶつけなくてもコンピューターシミュレーションで車両をぶつけ評価していくことが出来るようになっていくと考えられます。