芸者の「恋愛・結婚」の経験談・口コミ
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恋愛自体はどの街も自由ですが、特に年少の舞妓・半玉には、小さい町である京都にいてもほとんどその機会がないと言っていいでしょう。
実際地元に彼氏がいる舞妓さんはいるようです。
京都など格式の高いところは、結婚したら必ず辞めなくてはいけません。
その他の街でも、基本は寿退社が一般的ですが、昔の習慣のままだとどうしても人手不足になってしまうので、最近はゆるくなっているところが多いです。
地方の花街だとママさん芸者もいるようです。
私の置屋は、既婚で入ることは出来ませんが、入った後結婚するなら場合によっては芸者業の継続も許可しているようです。
なので時代の流れと共に変わってきているところはあるようです。
しかしその場合相手方の家族や結婚相手に、男性相手の商売であることは承知してもらわなくてはなりませんので、相手を選ぶことになると思います。
だいたい既婚で続けられているお姐さんは、お座敷で知り合った方と結婚していたり、鳴り物や日舞の師匠・名取さんなど、広義的な同業者と結婚していることがほとんどです。
また昔からの悪い慣習として、芸者は結婚をしてはいけないが子どもは産むことは自由というものがあります。
すなわち妾としての旦那(パトロン)の子どもか、または置屋の女将なら将来置屋を継ぐ女の子を産むための未婚の出産しか道はないということです。
実際に今活躍されている方でも花街生まれ花街育ちの方はいらっしゃいます。
今でこそ少なくなりましたが、これにこだわる年配のお姐さんがいらっしゃるのも事実です。