ベンチャービジネスとは
「ビジネス」とはいうものの、ベンチャービジネス=ベンチャー企業ということが多いようです。
それでは、ベンチャービジネスとは一体どのような企業なのでしょうか。
ベンチャー企業と中小企業の違いとは?
企業の規模からいうと、ベンチャー企業と中小企業は似た存在のように思うかもしれません。
ベンチャー企業と中小企業には違いがあるのでしょうか?
まず、中小企業についてですが、中小企業基本法という法律によって定義されています。ポイントは業種・資本金額・従業数の3点です。
たとえば、スーパーなどの小売業であれば、資本金の額または出資金の総額が5千万円以下の会社、もしくは常時使用する従業員の数が50人以下の会社および個人の場合、中小企業となります。
同じように製造業・卸売業・サービス業にも中小企業の定義がそれぞれあります。
一方、ベンチャー企業はどうかというと、中小企業のように法律などで明確に定められているわけではないため、定義があいまいです。
とはいえ、インターネット上にはベンチャー企業の定義についてさまざまな解釈が展開されています。
これらを総合すると、ベンチャー企業とはどのような企業を指すのか、見えてきます。
ベンチャー企業の定義
注目したい1点目は会社の規模・存続期間に関する点です。
起業・創業から期間が短かったり、事業・組織規模が小さかったりする企業はベンチャー企業という条件の一つです。
もう1点は企業を支えるビジネスの内容です。
高度な知識や新しい技術をメインに、大企業ではなかなか実行しにくい創造的かつ革新的な経営をする中小企業について、ベンチャー企業と呼ぶケースが多いです。
ただし、Appleのようにスタートはベンチャーであったとしても、世界的に名の知られる大企業に成長した企業はベンチャー企業とはいわないでしょう。
20代で正社員への就職・転職
ベンチャービジネスの成功例
このような小さな規模でビジネスをしているベンチャー企業が成功する事例というのはあるのでしょうか。
実は皆さんがよく知っているサービスもベンチャー出身です。それは何かというと「Facebook」です。
日本でも成功しているベンチャー企業があります。
たとえば、「扇風機に革命を起こした」と言われた「The GreenFan」や「世界一おいしいパンを焼ける」と言われたトースターを開発したバルミューダ株式会社は、家電ベンチャーの1つです。
また、「メルカリ」などのIT系のベンチャー企業は近年急増しています。
ニーズを読める着眼点と創造性・革新性があれば、ベンチャービジネスが成功する可能性がどんどん広がっているといえます。
ベンチャー企業への就職が増えている
「仕事とプライベートは分けたい」「仕事には安定を求めたい」そのような学生が増えている昨今、学生の中でベンチャー企業への就職を希望する人が増えています。
その理由としては多岐にわたりますが「規模は小さくても伸びるベンチャー企業に入りたい」「大手で5~10年の下積みをするより入社したそのタイミングからスキルを磨きたい」といった理由からベンチャー企業を選ぶケースが増加しているようです。
とはいえ、大手企業から得られる「安定感」も捨てがたいという人は、積極的にインターンの応募をして社内で働く経験をしています。
実際に会社の雰囲気や従業員を自分の目で見ることで、名のある大手企業を選ぶか自分の腕を磨くことができるベンチャー企業を選ぶのか、自問自答している人も多いようです。
この記事のまとめ
ベンチャー企業は事業の面白さはもちろん、「このベンチャービジネスを育てたい」「自分にプラスにしたい」と願う学生の心もつかみ、成長を続けています。
また、最近では学生のうちからベンチャービジネスを立ち上げる人も増えています。ベンチャービジネスは今後ますます、私たちにとって「なくてはならない存在」になっていきそうです。
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