職業訓練校に入るには?(試験問題、倍率、志望動機、面接)

再就職への近道となる職業訓練校。上手に活用して理想の仕事に就きたいものですが、職業訓練校に入るためには、適性検査や面接などの試験を受けて、合格しなければならない場合もあります。

ここでは、職業訓練校に入るための方法と、試験内容や倍率、そして面接対策についての情報をお届けします。

職業訓練校への入校を検討している方は、事前にしっかりと対策をしましょう。





職業訓練校への申込み方法

職業訓練校への申込みは、ハローワークの窓口で行います。

そのため、受けたい訓練コースを見つけたら、お近くのハローワークへ出向きましょう。窓口で職業訓練を受けたい旨を申し出れば、申込みを進めることができます。

申込みにあたって必要な書類は、以下の2点です。

1.受講申込書(「選考受付票」などと呼ばれることもあります)
→ハローワークでもらう職業訓練校のパンフレットに付属しています。

2.写真(縦3センチ×横2.5センチ)
その他、もし失業保険の受給資格者証(雇用保険受給資格者証)を受け取っている場合には、そちらも念のため持参するとよいでしょう。

職業訓練校の試験内容

職業訓練校の試験内容は、コースによって異なります。

書類選考だけの場合もあれば、書類選考に加えて面接が行われるもの、文面での志望理由が問われるもの、さらに適性検査や学力テストなどが実施される場合もあります。

また、プログラミング言語などの技術を学ぶコースの場合、システム系の問題が出題されることもあります。

事前にハローワークのホームページや窓口などを通じて試験内容を調べ、対策をしておくことが大切です。

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倍率はどれくらい?

職業訓練のコースはたくさんあります。倍率はコースによって、また募集時期等によっても異なっており、一概にこうだといえるものではありません。

ただし、最近は職業訓練の需要が高まっており、どれも定員以上の応募状況になるケースが多いようです。

なかでも、人気の高いのがWeb系や簿記会計系、医療事務系、介護系などのコースで、それらは2~3倍以上の倍率になることも珍しくありません。

面接の対策について

定員割れを起こしているコースであれば、応募をすればほぼ確実に通るといわれています。

ただし、定員がオーバーしているものについては、選考試験の結果で合否が大きく左右されます。

なかでも、面接は重視されるケースが多いため、必ず聞かれる志望動機に関しては事前に考えておくべきです。

面接でよく聞かれる質問(例)

・この訓練コースを選んだ理由
・職業訓練の申込みは何回目か
・退職後、どのような転職活動をしてきたか。
・職業訓練を受けて、就職する意思はあるか
・どのような仕事に就きたいと考えているのか

面接のポイントは、訓練を受けてその先にどう生かしていきたいのかをきちんと伝えることです。

志望動機を作る際に気を付けるべきこと

基本的に、職業訓練とは、求職中の人が再就職するのを支援するためのものになります。

そのため、職業訓練を受けてからのキャリアプランについては、きちんと考えて説明できるようにしておきましょう。

「何となく興味があるから」「資格を取ってみたいから」「役に立ちそうだから」くらいの漠然とした動機では、職業訓練を受ける必要はないと判断されてしまう可能性があるため、注意が必要です。

また、目指す仕事と職業訓練の内容が一致していない場合も不合格になる可能性が高まるといわれています。

将来目指す仕事に就くにあたって、「なぜ、この職業訓練を受けることが必要なのか」という思いを自分の言葉でアピールすることができれば、合格に近づいていくでしょう。

なお、資格を取ることが前提となるコースの場合は、学んだのちに資格を取る意志をしっかりと伝えることも大切です。

この記事のまとめ

職業訓練のなかには高倍率になりがちなものもありますが、事前にしっかりと志望動機を考えておき、試験内容について情報を集めて対策を講じれば、そこまで不安になる必要はありません。

最も大切なのは、「職業訓練の内容を仕事にどう生かしたいか?」という考えが、きちんと整理されていることです。

わからないことがあれば、お近くのハローワークで相談するとよいでしょう。

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