上期・下期とは? 「四半期」についてもわかりやすく説明

とくに新入社員の方で、在学中に一通りは学んだものの、いまいち上期や下期のことがわからない方はおられませんでしょうか。

上期や下期という言葉が、会議などで頻繁に使われることもありますので、絶対に押さえておきたいところです。

今回は、上期や下期、会計年度についてご説明いたします。





上期や下期はいつのことを指すのか

日本では、一般的に学校や官公庁が4月始まりであるので、民間企業も4月を年度はじめとしているところが大半です。

ですので、会計年度上でも3月を期末として決算時期にし、4月から始まる6ヶ月間を上期、10月から3月までの半年を下期としています。

実際には、会社によって決算日が違いますので、会計年度の決算日より後の新しい会計期間のうち、前6ヶ月を上期、後の6ヶ月を下期とします。

たとえば、1月~12月を基準にしている会社は、上期が1月から6月、下期は7月から12月になります。

四半期とは?

よく四半期(しはんき)という言葉も聞きますが、これは何を指すのでしょうか。

12ヶ月の会計年度を4等分することで、3ヶ月単位になります。

前から第1四半期(だいいちしはんき)、第2四半期、第3四半期、第4四半期となります。

たとえば、4月に始まり、3月が期末の会社の場合、上期は第1四半期(4月~6月)および第2四半期(7月~9月)、下期は第3四半期(10月~12月)および第4四半期(1月~3月)になります。

なお、四半期は、1/4を意味するquarter(クオーター)を使い、1Q(いちクォーター)、2Q、3Q、4Qということもあります。

「中間決算」「四半期決算」とは何か

中間決算とは、本決算と本決算の間に行われる決算のことです。

たとえば4月が期首で3月が期末の会社ですと、3月が本決算の時期となり、中間決算の時期はその真ん中の9月末です。

四半期決算とは3ヶ月毎に決算を行うことです。

3月が期末の会社の場合、6月、9月、12月、3月が決算月にあたります。

なお、9月末は中間決算月、3月末は期末決算月でもあります。

1年のうち、4回決算報告を行うことで、1年の事業計画のうち、どの程度が進んでいるかを社内で把握でき、また、対外的には、株主や投資家の判断材料として用いられます。

1年間の財務状況を知ることで、社内外に業績を伝えることができますし、もし事業が思ったようにうまく行っていない場合は軌道修正をします。

この記事のまとめ

上期や下期を知っておけば、会社で決算の話題が出た時に戸惑う必要がなくなります。

社会人の常識として、知っておく必要がありますので、新入社員になられる方は、覚えておきましょう。

特に経理などに携わる方は、会計年度や上期、下期はよく使う言葉です。

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