はじめてのキャリア相談マニュアル・どんな相談をすればよい?

働き方や生き方など、自分のキャリアについて悩んだ時に、ぜひ活用したいのがキャリア相談です。

本記事では、はじめてキャリア相談を受ける方むけに、キャリア相談の受け方や、相談の流れなどを基本から解説しています。

「キャリア相談ってどうやって受ければいいの?」「どんな相談ができるかな?」など気になっている方は、ぜひ参考にしてください。





キャリア相談ってどんなもの?

人のよりよいキャリア選択をサポートする

キャリア相談とは、人が自分自身のキャリアを考えるにあたって望ましい選択ができるように、対話をメインに専門家がサポートするサービスです。

「キャリアカウンセリング」や「キャリアコンサルティング」と呼ばれることもあります。

キャリア相談がいう「キャリア」とは、「仕事」「職業」「進路」「就職・転職」はもちろん、やりたいことや生きがいなども含めた「人の生き方」そのものまでを含みます。

生き方に不安や悩みを感じる人が、自分の価値観を大切にしながらよりよい人生を送るために、キャリアの専門家が話を聞いて支援していきます。

キャリア相談を利用するのはどんな人?

たとえば、以下のような人たちがキャリア相談を活用しています。

  • いまの仕事にやりがいを感じられない人
  • 職場の人間関係に悩んでいる人
  • 転職や独立すべきかどうか迷っている人
  • 自分の強み・弱みや特性を知りたい人
  • 本当にしたいことが見つからない人

仕事や就職・転職の悩みだけではなく、「自分の理想の生き方を見つけたい!」「自己理解を深めたい!」などの思いがある人にも、キャリア相談は向いています。

年齢や性別、職業などは一切関係なく、自分の生き方に少しでも不安があるときには、誰でも活用できるのがキャリア相談です。

キャリア相談でよくある勘違い

間違い1.仕事のことしか相談できない

キャリア相談は、ただ仕事についてのみ話す場ではありません。

もちろん、職業選択や就職・転職に関する相談は行えますが、一般的な転職エージェントのカウンセリングのように、その先に転職先を紹介することも目指していません。

あくまでも、仕事などを含めた「自分がどう生きるか」を考えていくことが、キャリア相談の大事な目的です。

そもそも仕事や職業とは人生の一部であり、完全に分断されているわけではありません。

相談者が何をしたいのか、どのような悩みを抱えているかを引き出し、考えが整理できるように支援していきます。

間違い2.若い人だけしか受けられない

キャリア相談は、若い人だけを対象とするサービスではありません。

人は生きている限り、いくつになっても自分のキャリアについて悩んだり迷ったりするものです。

たとえば40代や50代以上で転職や独立をするかどうか悩んだり、引退後の生き方について不安になったりする人もいます。

何歳になっても、自分のキャリアをしっかりと考えることは大事ですし、キャリアについて迷ったらキャリア相談を利用することができます。

間違い3.何を相談するか決まっていないと受けられない

キャリア相談は、明確な悩みがある人も、漠然としたモヤモヤを抱えている人も、誰にでも開かれたサービスです。

なかには「理由がよくわからないけれど、将来を考えると不安になる」といった気持ちでキャリア相談を受ける人もいます。

考えが漠然としていても、話がまとまっていなくてもまったく問題ありません。

専門家と少しずつ話しながら、本当に感じていることを明らかにしていくことができます。

間違い4.専門家がいろいろと決めてくれる

キャリア相談を行うのは、キャリア支援の専門知識を持つプロのアドバイザーですが、「こうしなさい」と考えを押し付けたり、具体的なアドバイスや指示を出したりすることはありません。

答えはいつでも相談をするその人自身の中にあるものだからです。

キャリア相談では、相談者の話をよく聞いたうえで、話の内容を整理したり、課題を一緒に洗い出したりすることを行います。

必要に応じてアドバイスや情報提供は行いますが、あくまでも相談者が自分自身で前向きに考え、行動できるようにサポートしていきます。

相談したことは会社に知られてしまう

キャリア相談を担当する専門家は、相談者の秘密を守ることを徹底しています。

相談内容を口外することは一切ないですし、「相談を受けた」という事実そのものを第三者に伝えることもありません。

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キャリア相談の進め方

どんな相談をすればいい?

キャリア相談を受けるにあたって特別な準備はいりません。

自分がいま感じていること、なんとなくモヤモヤとしている気持ちを、そのまま専門家に話してみましょう。

たとえば、こんな例があります。

  • 就職したけれど、仕事が楽しくない
  • 職場の人間関係がうまくいかなくて、仕事をするのが苦痛になってきた
  • このまま何十年も働き続ける未来が見えない
  • 未経験のことをやってみたいけれど、自信がないし転職がうまくいくか不安
  • 子育てと仕事の両立がうまくいかない
  • 親の介護が大変で仕事を続けることが難しい
  • 自分が本当は何をしたいのかわからなくなってしまった

など、いろいろな話をする人がいます。

キャリア相談で気を付けたいポイント

キャリア相談を受けるにあたって最も大事なのは、自分のありのままの姿で臨むことです。

本音を出すことが、自分の本当の悩みや課題を見つけることにつながります。

最初から100%自然体でいるのは難しいかもしれませんが、あまり飾らずに、できるだけ本音で語ることを心がけましょう。

キャリア相談では面接ではないので、リラックスし、どのようなことを話しても問題ありません。

はじめてのキャリア相談マニュアルまとめ

はじめてのキャリア相談は、「どんなことを話せばいいのだろう」と緊張してしまったり、「うまく相談できなかったらどうしよう」などと不安になったりしてしまう方もいるかもしれません。

ですが、ここでご紹介した通り、キャリア相談は自分自身の本当の気持ちとゆっくり向き合い、よりよいキャリア選択をするお手伝いをする場です。

変に身構えずに、自然体で思っていることを相談してみましょう。

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