日本・海外の有名な冒険家
日本の有名な冒険家
冒険家というと、世界を股にかけて活躍するイメージがあるかもしれませんが、日本人としてもこれまで何人もの冒険家たちが数々の偉業を成し遂げています。
植村 直己
1941年生まれ、兵庫県出身の登山家、冒険家で、世界初の5大陸山岳の最高峰登頂者として知られています。
また、犬ぞりを使った単独での北極点初到達、初のグリーンランド縦断など数々の偉業を成し遂げました。
1984年に世界初のマッキンリー冬期単独登頂を果たしましたが、翌日の交信を境に連絡が取れなくなり、捜索されるも見つからず、死亡と認定されましたが、同年には、国民栄誉賞を受賞しています。
堀江 謙一
1938年生まれ、大阪市出身の海洋冒険家で、1962年、小型ヨットでの太平洋単独横断航海(西宮〜サンフランシスコ間)に成功しました。
当時はヨットによる出国例がなく、不法出航という形をとっての挑戦に注目が集まりました。
その後も、自転車でのアメリカ一周、世界最小(全長2.8メートル)のヨット「ミニマーメイド号」でサンフランシスコ〜西宮間を航海、足漕ぎボートでのハワイ〜沖縄間の航海など、冒険を続けています。
航海記『太平洋ひとりぼっち』はベストセラーとなり、映画化もされています。
三浦 雄一郎
1932年生まれ、青森県出身の登山家、プロスキーヤーです。
若い頃はスキーで数々の実績を残しており、1966年に富士山での直滑降を成功させました。
1970年にはエベレストのサウスコル8000メートル地点からの滑降を成功させ、ギネスブックに掲載、『エベレストを滑った男』というタイトルでドキュメンタリー映画化されました。
2003年には当時の世界最高齢70歳7ヵ月でエベレスト登頂を果たし、2013年には80歳で3度目のエベレスト登頂に成功するなど数々の偉業を残しました。
2020年現在も、エベレスト登頂の歴史で最高齢登頂者とされています。
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海外の有名な冒険家
人類の長い歴史の中では、多くの冒険家たちが未知の場所を訪れ、誰も成し遂げたことのないことに挑戦し、新しい歴史の1ページを作り上げてきました。
ラインホルト・メスナー
1944年生まれ、イタリア出身の登山家、冒険家です。
1978年、世界最高峰エベレストに人類初の無酸素単独登頂を果たし、1986年には人類史上初8000メートル峰全14座の完全無酸素登頂を成功させたことで知られています。
グリーンランド、南極、ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠の横断など、数々の偉業を成し遂げており、歴史的に見ても世界屈指の冒険家といわれています。
ベア・グリルス
1974年生まれ、イギリス出身の冒険家で、イギリス特殊部隊SASでの経験を生かし、世界中の過酷な環境で冒険を続けています。
イギリスの登山家として23歳の最年少でエベレストに登頂し、世界初ジェットスキーによる連合王国一周を成功させた人物として知られています。
ディスカバリー・チャンネルの人気番組にも出演し、昆虫食などのサバイバル技術を披露する姿も話題になっています。
ラノフ・ファインズ卿
ギネスブックにて「今も健在の世界最高の冒険家」と評されているイギリス出身の冒険家です。
かつてSASに所属した経験を生かし、2009年にはイギリス人としての最高年齢(65歳)でエベレスト登頂に成功しました。
その後北極と南極それぞれの横断も達成、2013年には69歳で史上初となる冬季の南極大陸横断に挑戦しています。
女性の冒険家
高野孝子
1995年、冒険家5人とロシアからカナダまでの北極海を世界で初めてスキー・犬ぞり・カヌーによる極点横断を達成しました。
和泉雅子
女優業を行う傍ら、1989年に日本人女性として初めて北極点に到達という偉業を成し遂げました。
サラ・アウテン
イギリスの女性冒険家で、2015年、手漕ぎボート、カヤック、自転車を使い、1677日かけて世界一周に成功しました。