冒険家のつらいこと・大変なこと・苦労
冒険家のつらいこと・大変なこと
命の危険を覚悟する必要がある
冒険家には、危険を承知であえてチャレンジするという一面があります。
冒険の定義はさまざまですが、多くの人がやったことのないことに挑戦するのが冒険家だとすれば、やはりそこにはリスクがつきまといます。
安全が確保されている場所で、安全な経験をするのでは決して冒険とはいえないでしょう。
実際、歴史上では冒険の途中で命を落とした冒険家も少なくありません。
いつでも生と死が隣り合わせであることを覚悟できなければ、真の冒険家として生きていくのは難しいのかもしれません。
強靭な体力と精神力が必要
冒険家には、ハードな環境や孤独な状況にも耐えうるだけの強い体力と精神力が求められます。
冒険家が足を踏み入れる北極や南極、あるいは険しい山岳地帯などは、普段暮らしている場所と気候をはじめ、何もかもが異なります。
そのような場所で過ごすのは決して簡単なことではありません。
また、未知なる場所で危険な状況に陥ったとしても、基本的には自分一人で困難を克服しなくてはなりません。
並外れた「強さ」がなければ、とても冒険を続けていくことはできないでしょう。
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冒険家の悩み
冒険家は、なるために特別な資格や学歴が求められる職業ではありません。
もちろん、冒険は日常を離れた特殊な体験となるだけに、軽い気持ちでできるわけではありませんが、誰でも本気になれば冒険家を目指すことは可能だといえます。
しかし、冒険家になったとしても、それで安定して生活できるだけのお金を稼げるのは、ほんの一部の人だけです。
冒険家として生計を立てている人の多くは冒険の記録を執筆して出版したり、メディアに出演したり、あるいは講演をしたりすることで収入を得ています。
このような依頼をもらうためには、冒険家としてそれなりの成果を出す必要があります。
無名の冒険家であれば、まったくお金が入らないこともあり、アルバイトをしながら生活費を稼ぎ、冒険に出る生活となります。
もちろん、冒険家として大きく稼いでいる人もいますが、そこまでの存在になるのはたやすくないと考えておいたほうがよいでしょう。
冒険家を辞める理由で多いものは?
資金不足
冒険家の活動だけでは生活できずに、この職業を辞する人は非常に多いです。
冒険家として本格的に活動したいけれども、資金不足のためやむなく他の職業につきながら、趣味として冒険を楽しむという人は少なくありません。
勇気ある撤退
冒険家としてハードな生活を送るためには、自分自身の体力や精神力を把握しておくことが大切です。
たとえ冒険に出たい気持ちが強かったとしても、年齢やケガ、病気などで身体や精神が伴っていなければ、成果を上げられなかったり、最悪の場合命に関わったりしてしまいます。
多くの冒険家は、一定の年齢に達したり身体に問題が出たりすると、冒険家としての経験から勇気ある撤退を考えるのです。