大学事務は忙しいこともありますが、やりがいもあります

投稿者プロフィール

大学事務(研究支援) こもゆたさん

50代後半 男性経験:23年0ヶ月 東京都

現職 / 正社員

投稿者の仕事満足度

総合満足度
4.50
仕事内容
4.50
やりがい
4.50
働きやすさ
5.00
給料・年収
4.00
休日・待遇
5.00
成長・将来性
4.00
メッセージ

私立大学で主に研究支援関係の事務をしています。

大学で研究する教員へのサポートが主な仕事で、具体的には補助金申請の手続きや予算管理、報告書の作成などです。私立大学の財政状況は近年厳しくなってきており、主な収入源である授業料収入だけでは運営がむつかしくなってきています。

そこで、国や財団からの補助金を獲得する動きが近年多くなってきており、こうした補助金が今や私立大学では大きな収入源となっています。今では研究支援の仕事はとても大事な仕事となっています。

仕事内容

仕事の内容は研究支援業務全般です。補助金を獲得するための申請や予算管理、実績報告書の作成などが主な仕事です。

補助金のほとんどが4月から年度単位で交付されるため、だいたい年明けくらいから申請手続きを行い、3月に交付内定、4月から研究開始、予算管理を行い、3月に実績報告書を作成して、交付元へ提出する、という流れになります。近年は補助金の獲得がとても重要となってきており、実際、私が勤務する私立大学でも補助金が多くあり、重要な収入源となっています。

やりがい

補助金を獲得できた時はやりがいや達成感を味わいます。補助金は申請すれば即採択、というものではなく、当然のことながら交付先において審査が行われます。

予算規模の大きい補助金ほど競争率が激しく、なかなか採択されるものではありません。

このため、申請書づくりは最も重要で、いかにして交付元へアピールするか、頭をひねり出しながら教員とともに申請書を作成していきます。私立大学の財政状況が厳しくなってきている昨今、補助金の重要性が高まりを見せています。それだけ、研究支援の仕事は非常に重要となってきています。

向いてる人

大学の事務は常に教員と連携して仕事をしていくことが大事ですので、まずもって教員と協調性をもって仕事ができる人が求められます。特には教員と議論を交わすこともありますが、それはそれでとても勉強になります。

給料・年収

初任給は25万円ほどです。ボーナスは年2回支給されます。このほか、通勤手当や残業手当など諸手当も支給されます。私の今の年収はだいたい800万円ほどです。休暇制度は整っており、また、社会保険も完備しています。

休日・待遇

休暇制度はとても充実しています。年次有給休暇はもちろん、夏休みや年末年始休暇、リフレッシュ休暇など、様々な休暇があります。時短制度もありますので、柔軟な勤務も可能です。よって、仕事とプライベートのバランスは保てると思います。

成長・将来性

今やどこの大学も厳しい環境になってきています。そのため、資金をどのようにして獲得していくかが大きな課題となっています。

幸い私が勤務する大学では補助金が比較的豊富にありますが、この先、資金を獲得し続けることできる保証はありません。

常に研究分野の環境にアンテナを張りつつ、資金獲得の向けたノウハウを多くの人が身に着けていくことが、大学事務の職員の求められる人材像だと思います。

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