保育士自身が楽しいと思える保育をしていくことが大切
どんな仕事でもそれぞれに大切にしていることがあると思います。私が保育というお仕事をする上で大切にしていたことをお話ししようと思います。
自分自身が楽しいと思える保育を行うこと
私は、新卒1年目の時、仕事を覚えることにいっぱいいっぱいで、保育がうまくいかなかったらどうしよう・・・。と不安いっぱいの毎日を過ごしていました。
大学でたくさん勉強をしてきたので、こんなことを一緒にしてみたいなと思うことはたくさんあったのですが失敗が怖くて先輩の保育の真似ばかりをしていました。
きっと子どもたちの前に立つときに表情にも出ていたと思います。
子どもたちは大人の表情に敏感です。不安気な私の保育は失敗ばかりでした。
でも2年目に一人担任になりそんなことは言ってられないような環境になりました。
子どもたちが楽しむためにどんな保育をしたらいいのか。
子どもの成長のためにどのような援助を行うべきなのか考え実践するようになり上手くいくことも増え、自分の保育が楽しいと思えるようになりました。
私が楽しいと気持ちにも余裕が出てくると子どもたちの笑顔も増えたように思います。
子どもたちは大人の表情をよく見ています。
保育士自身が楽しいと思える保育をしていくことが子どもの笑顔を引き出すために大切なことだと考えます。
子ども一人ひとりの成長に合わせた関わり
乳幼児は1か月の違いで成長発達は大きく違ってきます。
0歳児クラスを例にあげると同学年でも4月生まれの子と3月生まれの子は4月の時点で4月生まれの子は1歳になり歩き始めている時、3月生まれの子は生後1か月首も座っていません。
生後1か月で預かる園はありませんが、それくらい同じお部屋の子どもたちは成長が様々であるということです。
また育児書などには1歳1か月こんなことができますと書かれていると思います。
これはあくまでも目安なのでもちろんそれよりも早くできたり、できなかったり色んな子どもたちがいます。
そんな子どもたち一人ひとりの成長に合わせた関わりを常に意識して関わることが必要です。
子どもの発達段階を正確に把握し、次の成長に促すための声掛けなどを大切にしていました。
まだまだ大切にしていることは沢山あります。保育を長く続ければ続けるほど自分の中で大切にしていくことも増えていくし基盤もしっかりしてくると思います。保育を続けていく中でみなさんも自分の大切にしたいことがしっかりと見えてくるのではないでしょうか。