地方公務員に向いているのは物怖じしない人
地方公務員には3年に一度ほど異動があり、その業務も税から福祉、総務や経済などと非常に多岐に渡るため、所属する部署によって必ず「合う・合わない」はあり、一概に「向いている人」をお伝えすることは難しいところがあります。
ただ、どの部署に行っても、これができる人は効率良い仕事ができている、ある意味「向いている」と言えるのではないかという点についてお伝えします。
部署によって「合う・合わない」が比較的大きい仕事
地方公務員の仕事をしていく上で異動は避けて通れません。
異動先では、それまでと全く異なる仕事をゼロから学び、慣れた頃にはまた異動ということがあります。
そして、その仕事は住民の生活に関わる多種多様なものであるため、所属する部署によって「合う・合わない」が比較的大きい仕事であると言えます。
人事部署も基本的には、様々な情報を基にそれぞれ職員の性質に合った部署への異動を考慮してくれるはずですが、そう思惑どおりにいくものではありません。
自分が関わってきた同僚も、物静かだけどコツコツと地道に仕事ができる人、明るくてコミュニケーションをとることが好きな人、少し強引だけど統率力のある人、やさしく穏やかな雰囲気を持つ人など、本当に色々な人がいました。
「合う・合わない」はあったでしょうが、皆、それぞれの特徴を活かして所属部署で活躍することができていました。
このような異なる特徴を持つ職員ですが、自分も含め共通してできていた、ある意味この仕事に向いていたと思われる点は以下の点です。
向いている人 :物怖じせずに聞きたいことが聞ける人
仕事をする上で、分からないことを調べることは当然のことです。
引継書や書籍、その他様々な媒体から情報を得て、確認しながら仕事を進めます。
上司や同僚に何かを質問する時、「ただ聞くのではなく、ちゃんと勉強してから聞きなさい。」と言われることがあるかと思います。
もちろん、その仕事をなんとかしようという意識もないまま、全く何も情報を得ずに教えてもらうことは失礼にあたりますし、時間をかけて地道に自分で調べる経験も大切です。
しかし、自分が経験した中で思うことは、割と勉強し始めの時でも、上司や同僚に聞きたいことを臆せず聞いてしまった方が、仕事がスムーズに進んだということでした。
一人で悩んでいるより、ある程度上司や同僚から情報を得た上で、自分なりにその情報が正しいかという点も含めて勉強し、仕事に活かすほうが効率的でした。
自分もコミュニケーション能力は高い方ではありませんが、分からないと思うことは「初めてなのだから当たり前」と恥ずかしがらずに、すぐに聞くようにしていました。
とにかく度重なる異動に対応するため、新しい仕事の知識やコツをどれだけ早く習得できるかという点で、「教わり上手」になることをおすすめします。
そして、上司や同僚もその問いかけに対して快く答えてくれましたので、そういった職場の雰囲気も大切だと思います。