地方公務員の仕事のやりがいや大変なこと
地方自治体職員は、住民と関わることが多い仕事ですので、主にはこの点に関する良いところと悪いところがあります。
地方公務員のやりがいと魅力
住民の生活を支える地方公務員は、住民からの要望に応えることができた時、困っていることに対して助けてあげられた時などに感謝されると、「頑張ってよかったな」とうれしい気持ちになり、またやる気も出てきます。
本来は、職員誰もが同じように住民対応ができるようにしておくことがベストなのですが、しっかりとした対応をしていくことで、「私は〇〇さんにお願いしたい。」と住民の方に言っていただけるくらい信頼されることもあります。
そのくらい信頼されるようになると、自分にも自信が持てますし、仕事もやりやすくなるかと思います。
事務職であれば事務処理能力はもちろん、良くも悪くも住民との関わりが多いので、コミュニケーション能力が身につくほか、地域での人脈も広がります。
また、イベント等を開催することもあり、その段取りのノウハウを学ぶこともできたり、会議等を主催する側になることも多いので、一般的な議事進行の流れなども学ぶことができます。
地方公務員の大変なことや苦労
住民との直接のやりとりが多いため、クレーム対応が求められることがあります。
特に、税や福祉関係などといった窓口業務のある部署は対応する場面が多くなります。
最近ニュースでもよく出てくるカスタマーハラスメントにあたるようなケースでは、精神的に病んでしまう職員もいるので注意が必要です。
話し方や同調の仕方、チームでの対応など、それぞれの自治体で研修がありますので、しっかりと学ぶことが大切です。
地方公務員の仕事のしやすさはチーム次第
職場内での仕事のしやすさは、部署のスタッフにもよって変わる部分があります。
しかし、異動先の部署が選べるわけではありませんので、その時その時の部署のメンバーでいいチームを作って仕事をしていくしかありません。
コロナ禍以降、さらにコミュニケーションが図りづらい状況にはなってきているかと思いますが、数人単位でも一緒に食事をとるなど、いい雰囲気で仕事ができる環境を整えていけるとよいです。
また、いいチームが出来ていないと、仕事もなかなか前に進みませんし、わからなくて困っていることを周りに聞くことができず、抱え込んでしまって後で大きな問題となってしまうこともあります。
昇進していくにつれ、チームのまとめていく管理能力も求められるので、様々な上司の対応等を見たり、研修に参加したりして、管理能力も学んでいくと将来的に役に立ちます。