「見切り発車」とは

「見切り発車」はビジネスの現場では非常に良く使われる言葉です。

今回は「見切り発車」の意味と使い方について考えて行きましょう。





「見切り発車」の意味は

「見切り発車」を大辞林で調べると、

1.電車などが,満員などの理由で客を残したまま発車すること。
2.議論などが十分に尽くされていない段階で,決定を下し,実行に移ること。

とあります。

このことから「見切り発車」とは、プロジェクトなどでまだまだ踏み込んで解決しなければならないものであるにもかかわらず、未解決のまま積み残して次ステージに挙げてしまうことをいいます。

「見切り発車」を使った具体的な会話

昼食的な表現のためまだよく分からない方には具体的な会話で示すのが一番です。「見切り発車」はビジネスシーンでどのように使われているのか、具体例をみていきましょう。

「見切り発車」を使った会話例1

「見切り発車していいのか? まだ解決すべき問題がてんこ盛りなのに。」

プロジェクトの進行でまだ解決していない問題点があるまま、次のステージに行こうとしているようです。

「見切り発車」が使われる場合はたいてい結果に「不安」や「危惧(きぐ)」を抱いている側が使います。少しでも不安があれば、焦らず対応した方がよさそうです。

「見切り発車」を使った会話例2

「議論が尽くせぬままに見切り発車した結果、現在の負債につながったと考えられる。」

どうやらはっきりとした営業利益予想などをたてないままビジネスを展開した結果、負債を被ったようなシチュエーションです。

「見切り発車」は主にネガティブな内容に使います。口語でも使いますが、文書等でも使います。

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この記事のまとめ

ビジネスに求められるスピード感を優先するあまり、物事を「見切り発車」的にことを進めたために大きな損害を被ることがあります。

急いては事をし損じる、ということわざもあります。

ビジネスは先手勝利とも言いますからスピードは非常に大切ですが、目論見や予測などがあやふやなまま決断を急げば、思わぬトラブルを引き起こしかねません。

そういう時こそ熟慮断行といきたいものです。

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