私が保育士を辞めた2つの理由
最近は保育士が足りないと言われています。潜在保育士も年々増加傾向にあると聞きます。足りないと言われているのに現在、保育の仕事から離れている理由をお話ししたいと思います。
一番の理由は子どもの行事に参加できなかったから
保育士問題でよく取り上げられている理由の1つにお休みが取りにくいことがあります。
正規職員で働いていた頃、「我が子と運動会が被ったから我が子の運動会行けない~」と言われている先輩がいました。
えー我が子の大事な行事に行けないの?大変だな~と他人事のように思っていました。
しかし、私も環境が変わってからそんなこと言えないようになりました。
結婚して転勤族になり子どもが生まれ、引っ越しをするたびにその場所で保育士として働いてきました。
子どもが小さい時は同じ園で働いていたため行事の時はお休みをもらったり、熱の時は早退しやすかったのですが、子どもと違う園に勤めてから子どもの園の行事に参加できないことが多くなりました。
行事に家族が来なくて悲しい表情の子どもたちを何人も見てきたのに、我が子にそんな感情を抱かせるなんてと大好きな保育士の仕事を辞めることに決めました。
正規職員で働いている時も一人担任をしていた時、大切な行事の時に体調を崩したことがありましたが、人数はぎりぎり。
私の変わりはいない!と仕事に行ったこともあります。(コロナが流行する前です。)
仕事量が多い
次に仕事量がとてもとても多いということです。
保育士の仕事をただ子どもと遊んでいるだけと思っている人もまだまだ多いみたいですが・・・もちろんそんなことありません。
月案、週案、個人記録、要録、活動の準備、遊具の点検、保護者対応etcなどなどまだまだたくさんあります。
終わるまでずーっと心のどこかに「あの仕事しないと・・・」「あれ準備しないと・・・」と休みの日も気になってしまい気が休まることがありませんでした。
書類は持ち帰れないので園にいる時間にしないといけないのですが、その時間を見つけることも難しく常に時間に追われており、そんな自分に疲れてしまい一度離れることに決めました。
これは、私が上手くできなかっただけで、もちろん結婚して子どもがいてもしっかりと働いている保育士の方も沢山いるので、結婚してからも続けてたいと思われている方は心配しないでくださいね。
今は、子育てや家族の時間を大切にしたいと考えているため保育の仕事から離れていますが、嫌いになったわけではありません。子育てがひと段落したらまた保育のお仕事をしたいなと思っています。大変ですがとてもやりがいのあるお仕事だと思います。