私が臨床工学技士の仕事で大切にしている3つのこと
協働業務が多い臨床工学技士が、他職種や患者さんから頼ってもらえる存在になるために心がけていることを記します。
積極的にコミュニケーションをとる
私が仕事で大切にしていることの一つは、どんな仕事でも耳にする定番中の定番、コミュニケーションを取ることです。
コミュニケーションの相手は同僚や医療スタッフ、患者さん、そして機器メーカーの方々です。
さらに学会や勉強会に参加すると違う病院の方々と出会うことが出来ます。
最初は話せる機会を作り出すことも難しいですが、根気よく顔を出しています。
コミュニケーションをとる時には、些細な内容から業務に役立つ情報や、相手の思考などを引き出します。
一緒に働くスタッフがどのような人柄であるかを理解すれば、自分がどう立ち回るとスムーズに進めるかが導き出せます。
患者さんとの会話では、カルテや問診で抜け落ちていたり違う内容のこともあるので、きちんと耳を傾けるようにしています。
さらに顔の表情も大事な情報の一つですので、注意深く観察することも心がけています。
自分自身の健康に配慮する
不規則な生活を送る医療職種は多く、日々の疲労から自分の健康をないがしろにしてしまう人が少なくありません。
20代では体力と根気で乗り越えられても、ずっとは続きません。
バランスの良い食事、睡眠を大切にしています。
病院は病気に向き合う人が多くいる場所ですので、医療スタッフが元気よく明るく、優しく対応することも患者さんにとっては治療の一つになると考えています。
どんな仕事も雑にしない
医療ライセンスによって、病院内の臨床業務内容は細分化されています。
しかし、一方で誰でも手伝うことのできる仕事もあります。
特に患者さんの移乗や検査室の整理整頓などは率先して行っています。
患者さんの移乗は看護師さんや看護助手さんがメインに行ってくれていますが、患者さんの体格や装着されている機器の数によっては、とても大掛かりな状況にもなります。
人手があることで安全に行えるので、可能な限り一緒に行うようにしています。
必要な物品の整理整頓や補充は、欠品しないこと、あるべきものがなくならないことに注意しています。
非常時に誰でもが使えるようにしておくことはとても大事ですので、整理整頓から物品の配置などを日頃から認識するようにしています。