CAは外資系のほうが楽だけど体調管理には苦労する
投稿者プロフィール
投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 4.00
- 仕事内容
- 4.00
- やりがい
- 3.50
- 働きやすさ
- 4.00
- 給料・年収
- 5.00
- 休日・待遇
- 3.50
- 成長・将来性
- 3.00
- メッセージ
-
日系航空会社も経験しましたが、圧倒的に外資のが楽です。
お客様と乗務員が良い意味で対等で、日本にいた時ほどペコペコしなくても仕事が成り立ちます。
文句をいいたいだけのモンスタークレーマーも少なく、外国の方は要求を爽やかに交渉してくださるのでさっぱりしています。
日本では重い荷物を持ち上げるのはCAの仕事だと思われていましたが、外資では男性乗務員や近くにいる男性のお客様がさっと持ち上げてくれます。
女性のお客様も自分で持ち上げようとする方がほとんどで、困っていたらお客様同士で手伝うなどして解決してくれます。
座席の間違いにおいても、日本だとわざわざCAが呼ばれて間に入って席を移動して頂くことも多かったですが、外国の方は自分たちで声をかけて解決してくれます。
総じて手がかかりません。お客様事由のストレスが少なく、給料は日系の1.5〜2倍です。
わたしにとっては天国でしたが、外国人と働く大変さは常に付き纏います。
日本語を話さず終わる日もあり、孤独や疎外感を感じてしまう方にはつらいかもしれません。
ただ、語学力は自然に伸びますし、多様な文化や考え方を知ることができ、楽しさに繋がっていました。
合う人にはあう仕事だと思います!
- 仕事内容
-
基本的には成田発の便で外国へ行き、2泊〜3泊して帰国します。
短い路線を1日に3便ほど飛ぶこともあります。
機内での仕事内容は離陸前、上空、着陸〜降機までにわかれます。
■離陸前
不審物の有無や物品の固定状況、非常用装備品の使用可否などのチェックを行い、お客様をお迎え、荷物をすべて収納し着席を確認、離陸できる状態か安全性チェック■上空
常に揺れ、急病人、急減圧、火災、ハイジャックなどに対応出来るよう注意しながら機内サービスを行い、化粧室など目が届かないところまでセキュリティチェックを適宜行う。■着陸から降機
優先降機や車椅子リクエストなど、対応が必要なお客様にお声かけをして着陸。適宜ご案内する。
全員降りたら忘れ物チェック。
次にこの飛行機で乗務するcrewへ、サービス物品や不具合などの引継ぎを残す。 - なるには
-
英語に強い高校、大学に行きました。
まずは最低限TOEIC600、外資を目指すなら730以上あると良いと思います。
接客のアルバイトをしながら、失敗や学び、やりがい、CAになったら活かせそうな視点など、ESや面接でのエピソードを集めました。
・体力→水泳を10年以上やっていた
・英語→TOEICの点数
・接遇→アルバイトでのエピソード、サービス接遇検定・秘書検定準1級といった感じで、チームワーク、挫折経験、対応力・適応力など採用側の不安要素を一つ一つ消していけるような実績作りやエピソードトークを意識しました。
もちろん見た目の清潔感や健康的かどうかも見られます。
アジア系外資だと露骨にスキンチェックやウォーキングで脚の綺麗さを見られたり、制服が似合うかどうかが最終試験に入っている会社もあります。
忙しい中ではありますが肌や体型管理を行いながら、会社が求めている人物像を理解して行動することが大切です。
- やりがい
-
乗務員の中で日本人は自分だけという状況も多く、お客様に日本人が多いと通訳やトラブル対応などに呼ばれて自分の仕事がままならないこともありとても大変です。
フライト前のミーティングで必要な情報を共有し、他の路線と違うところ、注意した方がいいことなどあらかじめ伝えておくことでトラブルが減り、スムーズなフライトになることがありやりがいに感じていました。
あとは日本人乗務員がいるというだけで外国に慣れていない日本のお客様にとって大きな安心に繋がるようで、日本語で挨拶することで笑顔が見られるのが嬉しかったです。
接遇やホスピタリティは外資ではそこまで求められないので物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが、日本人で、日本語をはなして、日本のお客様の心理や文化を理解してあげられる存在として貢献できるのがわたしにとってやりがいでした。
もちろん世界中に行けるのもこの仕事の魅力です。
- 向いてる人
-
■向いている人
・体力がある人
・体育会系の部活をやっていた人
・接客のアルバイト、仕事をしていた経験のある人
・外国、外国語にアレルギーがない人■向いていない人
・身体が弱い、筋力・体力がない、身長が低い気圧の変化を1日に何度も、数年間経験することで身体に負担があります。
それに加えて不規則な生活、時差などもあり、もともとタフなわたしでも自律神経がおかしくなって体調管理には苦労しました。
色んなお客様、crewがいて、ストレスもあります。
毎日寝る場所が変わり、ホテルによっては乾燥が酷かったり枕が高かったり音がうるさかったりしますがそれでも気にせず眠れて体調を整えられる鈍感さも必要です。
とにかく体力と、その状況すら楽しめるような精神力があれば、とても楽しめる仕事だと思います。
- 志望理由
-
身長が170ほどあり、背が高いことがコンプレックスでした。
ずっと水泳をしていて体力があることや、語学や他国への興味も重なり、今自分が持っている全てのものを活かせる仕事だと感じたため航空業界、客室乗務員を目指しました。
- 給料・年収
-
31歳、5年目、月42万、手取り37万、その他外貨でのパーディアム支給あり。
出社すると食堂で無料で食事ができ、空腹度に合わせて定食やカフェでのコーヒー+軽食など選ぶことができます。
ステイ先は4つ星ホテルなどで、朝食ビュッフェやジム、プールなどがついていることが多かったです。
給料面や待遇において不満はないですが、日系航空会社にいた時よりも日本の自宅にいられる休みは少なかったように思います。
月に8日くらいしか日本にいないので、遠くても実家から出勤する同僚が多かったです。
- 成長・将来性
-
仕事は楽しくやりがいもありますが、一般企業の業務とは大きくかけ離れてしまうので、いればいるほど航空業界から抜け出すのは難しくなります。
語学や対人折衝スキルは伸ばせるので、身体がキツくなる前にCAの旨みを味わって、伸ばしたスキルで転職するのがよいのかと思います。
転職しても、中には航空業界に戻ってくる人も多く、3社も4社もエアラインを渡り歩いてる元同期もいます。
なんだかんだ待遇や福利厚生や刺激の面で、エアラインがいいと感じるようです。
同じCAでも会社によって路線や客層や社風が違うので、CAとして経験を増やしていくのもキャリアのひとつだと思います。
ヨーロッパでは若さより経験が重要視され、働き方もゆったりしているので、若いうちは日系やアジア系外資で頑張って、ヨーロッパの航空会社に落ち着くのもありかと思います。
エアラインの専門学校などやマナー業界からオファーを頂くこともあり、育成の道に行くのも良いと思います。