鍼灸師は独立・開業志向がある人に向いている

投稿者プロフィール

鍼灸師 コウさん

30代前半(就労時) 男性経験:4年0ヶ月

退職済み / 正社員

投稿者の仕事満足度

総合満足度
2.00
仕事内容
3.00
やりがい
4.00
働きやすさ
2.50
給料・年収
2.00
休日・待遇
1.00
成長・将来性
2.50
メッセージ

患者さんを治すという素晴らしい仕事であるため、技術をつけることがそのまま患者さんを救えることにつながる、と実感できる。

しかし、鍼灸師や柔道整復師などの独立開業権のある職種は、開業を目指すべきだと感じた。

どうしても、雇われだと、やりたいことや待遇面に限界がある。

私のように開業志向がない人の場合、何をするにしても、「院の方針」と言った形で制限がかなりでてきて、やりたいことができないケースがおおい。

逆に、開業志向の強い人にはとても向いていると思う。

仕事内容

基本的に、自分の担当する患者さんを治療する。

院によって様々だが、担当制で同じ患者さんを同じ先生がみるケースと、担当制ではなく、1人の患者さんをいろいろな先生がみるケースがある。

複数院の展開をしているところでは、いわゆる転勤といった形で、他の院に行くこともある。

治療以外に、集客活動(ポスティングらバラ配りなど)やホームページ編集など、多くの業務がある。

院長になれる早さは、院次第で、早い人では一年程度で院長になる人もいる。

なるには

鍼灸師にせよ、柔道整復師にせよ、国家資格なので、大学もしくは専門学校に通う必要がある。

大学は4年、専門学校は3年と、年数が異なるが、大学の方が実習が多く、現場での能力は身につく。

逆に専門学校は、学校にもよるが、臨床実習はほとんどなく、人によっては、働き出して(学校を卒業して)初めて治療した、という人も珍しくない。

学校に通いながら、治療院などでバイトをしていると、現場の力が身につくのでオススメ。

やりがい

なんといっても患者さんからの「ありがとう」が1番嬉しい。

患者さんによっては、涙を流しながら感謝の気持ちを伝えてくれる人もいる。そのような人に会うと、思わずもらい泣きをしてしまいそうになる。

来院した時にはとても暗い顔だったのに、「今まで全然治らなかったのに、ここにきてよかった、先生に会えてよかった」と言って帰っていく人を見ると、本当にこの仕事をしててよかったと思う。

院長になって部下ができると、その部下にも同じ体験をしてもらいたいとおもう。

つらいこと

患者さんがかなかな良くならないとかに、自分でもどうしたらいいか分からず、患者さんからもクレームが来たりする。

「このくらいで治るっていったのに、全然良くならない」と言われたこともあった。

全員が思ったように良くなっていくわけではないので、日々勉強で知識・技術を上げていかないといけない。

向いてる人

患者さんを治したい、という気持ちが1番大事。ただその中で、自分の働き方がポイントだとおもう。

開業志向が強く、自分の治療院を持ちたい、と思う人にはすごく向いている。

逆に、こーやりたいなーみたいなイメージが強くある人には、雇われだと、なかなかやりたいことができない場合がある。

志望理由

スポーツチームのトレーナーになりたいと思い目指した。

実際にそのように考える人も多いと思うが、トレーナーだけで食べていく人は多くはなく、逆に多くの人は治療院で働きながら、提携チームなどでチームトレーナーをしている人も多い。

給料・年収

だいたい額面で20〜25万くらい。

ボーナスは基本は1ヶ月分×年2回。

ボーナスも、ノルマがいろいろあり(例えば、リピート率や口コミ獲得数、物販の数)、ノルマがクリアできなければ、減額なので、満額もらう人の方が少ない。

残業が月に30〜50時間、多い時には60時間を超えていて、残業代がないと、家族持ちには生活できない。

しかし、残業が増えることで、家族との時間が減っていく。

休日・待遇

もともとの給料ベースが低かったため、生活のためにかなりの残業をした。

この辺りは、自身で開業した人とは異なる部分だと思う。

そのため、休みも少なく、家族のために働くといいながら、家族を犠牲にしてきた感じがあった。

成長・将来性

自分自身でどのように働きたいか、どのようにやっていきたいかをしっかり考えている人は、そこに向かって頑張ればいいので、そういう意味では将来性はあると言える。

しかし、なんとなく治療家になる、という感じであれば、将来かなり辛くなると思う。

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