鍵師の1日のスケジュール・勤務時間や夜勤、休日も解説
鍵師の業務スケジュール
依頼はいつ来るか分からない
鍵師への仕事の依頼は、いつ入ってくるかわかりません。
早朝から現場に出向くこともあれば、深夜に「鍵を無くしたから今すぐ対処してほしい」と連絡が入ることもあります。
休む間もなく依頼が立て続けにくることもあれば、1日に1つの現場だけで終わりといったように、日によって忙しさも大きく異なります。
鍵師の仕事は、基本的にお客さまからの依頼ありきのため、どうしても不安定な生活になりがちです。
現地に出向く体力が必要
鍵のトラブル対応は、基本的に現地に赴いて作業をします。
初めて訪れた場所で、その場の状況を瞬時に判断し、的確な対応をとらなくてはならないため、かなりの精神力や集中力を要します。
その日の依頼によって、業務範囲内であちこち移動しなくてはならないため、移動時間が長くなりがちで、体力も必要とされます。
勉強や訓練は欠かせない
鍵師は半年から1年で一人前になるといわれています。
基本的な技術はそこで身に付けますが、新しい鍵は次々に製造され、その性能も進化しています。
そのため、勉強や訓練は欠かすことができません。
依頼の少ない日は、新しく開発された鍵の勉強をしたり、開錠が難しかった鍵の開け方を社員同士で共有したりするなど、新たな知識を身に付けることに充てています。
20代で正社員への就職・転職
鍵屋で働く鍵師の1日
鍵師の勤務時間・休日
鍵師の勤務時間
鍵師は、鍵屋に就職して働く人と、独立開業して働く人大きく2種類に分けられます。
鍵屋に勤める場合には、会社の営業時間に合わせて働くことになります。
1つの現場に要する時間は、案件によってまちまちです。
わずか数分で終了する場合もあれば、難易度の高い案件になると、数十分からそれ以上の時間を要することもあります。
一方、独立開業した場合は、自分で営業時間を定めることが可能です。
鍵師の休日
鍵師の休日も、勤務時間と同様、不規則になりがちです。
鍵屋に勤める場合は、会社が定める休日があったり、シフト制で他のスタッフと交代で休みをとったりするのが一般的です。
フルタイムで働く場合は、週に2日程度の休日であることが多いようです。
独立開業した場合は、自分で休日を定めます。
鍵のトラブルは曜日関係なく発生するため、必ずしも土日祝日が休みになるとは限りません。
たとえ休みをとっていても、お客さまからどうしてもの依頼が入った場合には、急遽現場へ直行するといったこともあります。
それぞれの営業方針によるところもありますが、鍵のトラブルはたいてい緊急を要することが多いため、休日や夜間でも対応しなければならないことが多いようです。
鍵師の残業時間
鍵師への仕事の依頼は、仕事などから帰宅する人が多い夜間の時間帯に比較的多く発生しやすいのが特徴です。
そのため、夕方から夜間にかけての依頼も多く、一般的な勤務時間からするとどうじても残業しなくてはならないということも多くあります。
しかし、閉店間際や終電後の依頼などは、夜間・深夜料金を割り増しすることが多く、収入としては割が良いと考える人もいるようです。
逆に、依頼が少なく全く残業がないということも珍しくなく、依頼の数によって退勤時間は大きく変わるといえます。
鍵師に夜勤はある?
鍵のトラブルはいつ発生するかわからないため、鍵屋はお客さまの依頼に応えられるよう24時間365日体制をとっているところも多いのが特徴です。
その場合、複数のスタッフが交代制で勤務することが多く、夜勤があることもあります。
昼勤と夜勤を交互に繰り返したり、仮眠を挟みながら丸一日勤務したりするなど、勤務先によって夜勤のパターンはそれぞれです。
鍵師は忙しい? 激務?
鍵師の仕事は、お客さまからの依頼ありきです。
日によっては朝から立て続けに依頼が入ることもあれば、1日中暇な日もあるなど、波があることも特徴のひとつです。
また、鍵のトラブルは予期せぬときに起こることが多いため、忙しさを予測することもできません。
激務となることは少ないようですが、仕事の忙しさの見通しが立たなかったり、スケジュール通りにことが運ばないことが多かったりする仕事です。
鍵師の休日の過ごし方
鍵師は休日でも仕事が舞い込んでくることが少なくなく、なかなかゆっくり休めないという人も多いようです。
とくに個人で仕事をしている場合は、休日でも仕事用の携帯電話を肌身離さず持ち、遠出はしないなど仕事に支障をきたさないよう気を付けている人もいます。